『どうせマスクをするし。幼稚園の送り迎えのときは、眉を描くくらい。旅行とかに行くときは化粧をするけどね。感染症のせいで、めっきり化粧はしなくなったわ』
『マスクで顔が隠れるから、ここ数ヵ月は仕事にもすっぴんのままで行っている。ひとりで黙々とやる系の事務。お昼ご飯は、自分の車の中で食べている』
『鼻から下は隠れている。化粧をする意味がわからなくなった』
外に出ている顔の上半分のためだけに、わざわざ労力をかけるのは無駄というわけです。
『感染症の流行前はちゃんとメイクをしていたけど、マスク生活になってからはまったくしなくなっちゃった。マスクと前髪で、顔のほとんどが隠れるから。今後マスクなしで生活するのは無理かも』
『マスク生活で、さらに助長された。最近口周りのヒゲを発見してショックだったけど、それだけ手入れしていなかったんだな。一応反省はしたけれど、やっぱり日焼け止めクリームくらいしかつけていない』
将来、感染症の流行が収まる日が来ても、ずっとマスクをつけたまま生活することになるのでしょうか?
『マスク生活になってから、本当にお化粧をしなくなった。メイクのやり方、忘れかけている(笑)』
お気楽なすっぴん生活を続けているうちに、せっかく身につけたメイクテクニックが忘却の彼方へ遠ざかっていってしまうかもしれません……。ただでさえメイクのトレンドは時代に合わせて変わっていくもの。マスクで隠れている今のうちに、これまで”なんとなく”でやっていたやり方を見直してみるのはどうでしょう。とくに”最初に教わったメイク”や”自分が一番輝いていた時代のメイク”を引きずってきた女性は要注意! 感染症が収まったら自信をもってマスクを外せるように、”今どきメイク”の練習をはじめてみるのもよさそうです。
文・鈴木麻子 編集・千永美