秋こそ試したい！野暮ったく見せない“大人のオールブラック”着こなし術

シンプルなのに奥深い。だからこそ、黒をどう着こなすかでセンスが問われる季節。素材の質感やシルエット、足元のボリュームなど、ほんの少しの工夫で黒はぐっと洗練されます。重く見せずに抜けをつくるバランス、異素材で立体感を出すレイヤード……今回は、そんな“オールブラックを洒落見えさせる”テクニックを厳選。いつもの黒を更新する、大人の着こなしヒントをお届けします。

オーバーサイズのフリースジャケットにワイドパンツを合わせた、リラックス感漂うオールブラック。重くなりがちな黒も、軽やかな素材とゆとりあるシルエットで抜けを演出しています。キャップ代わりのビーニーやクロスボディバッグが、ストリートのムードをほんのり添える。気取らないのに印象に残る、秋の日のオールブラックスタイルです。

ロゴ入りのスウェットにワイドパンツを合わせた、ゆるさと端正さのバランスが絶妙なオールブラック。足元のボリュームスニーカーで重心を落としつつ、赤リップとゴールドアクセで女らしさをひとさじ。アウターは手に掛けて軽快に、ブラックの面積をリズミカルに見せています。頑張らずに洒落る、そのさじ加減が今の気分です。

レザーブルゾンのほどよいツヤと、ワイドパンツの落ち感が美しい黒のグラデーション。インナーの白リブを覗かせて、重さの中に軽やかさをひとさじ。大ぶりな白バッグが視線を引き、全体を引き締めます。シルエットで魅せるシンプルさが、街の空気に凛と映える。シーンを問わず頼れる、端正なブラックスタイルです。

ハーフジップリブニットにツヤ感のあるオールインワンを重ねた、異素材ミックスが冴えるブラックコーデ。ニットのフィット感が上半身をコンパクトに見せ、ワイドなパンツラインが下に流れるシルエットを描きます。艶とマット、硬さと柔らかさが共存する絶妙なバランス。動くたびに揺れる布の陰影が、モードな黒に奥行きを添えます。洗練と個性を両立した都会的な装いです。

シアートップスにフリンジベスト、トレンドのベロア素材のスカートを重ねた異素材ミックス。透ける質感と起毛感のコントラストが、黒に奥行きを与えています。モードな印象の中にも、肌を感じさせる繊細さが漂うバランスが好印象。足元はボリュームソールで重心を落とし、グレージュのファーバッグで柔らかさをプラス。秋の着こなしをを更新する、立体的なオールブラックスタイルです。

黒のロングワンピースにオーバーサイズのジャケットを重ねた、抜け感のあるモノトーンスタイル。柔らかな落ち感のある生地が重さを感じさせず、スニーカーの軽快さで都会的な抜けを演出しています。ビーニーと眼鏡が知的なアクセントとなり、シンプルながら印象的。ジャケットのきちんと感が、カジュアルを大人に引き上げる理想のバランスです。