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肌荒れや不眠につながる…!? 「入浴後の脱衣所の寒さ」解決方法

美容

多くの方が悩む、入浴後の脱衣所の寒さ。寒さをそのまま放置すれば、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなって翌朝のお肌の調子が悪くなるなんてことも…。
そこで今回は、多くのプチ不調や美のお悩みを解決してきた、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子が、脱衣所の寒さ対策をご紹介します。

グラフ・王悠夏、文・小林麻利子

【小林麻利子の美人の作り方】vol. 118

女性の54%の方が脱衣所で寒く感じている

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20~30代のanan総研メンバー65名に調査(2017年12月)したところ、半数以上の方が入浴後の脱衣所で寒いと感じているようです。

脱衣所で寒さを感じる原因

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原因はさまざまありますが、例えば以下が挙げられます。

1.お風呂の水温が低い

2.浴室が寒い

3.湯舟に浸かる時間が短い

4.肩まで浸かっていない

5.洗髪時に熱が下がった

6.脱衣所が寒い

それぞれ対策をみていきましょう。

1.お風呂の水温が低い

冬は40度以上は保持できるように追い炊き機能を使ったり、追い炊き機能がなければシャワーで温湯を足しましょう。給湯器の温度設定は、意外に誤っていることが多いため、温度設定を過信せず、水温計を用意して、正しく温度管理をするようにしましょう。

また、魔法瓶のような保温機能がある浴槽でも、浴室内の気温が低ければ水温がどんどん低下してしまいます。お風呂用の蓋をして、追い炊き機能などで湯温を適宜上げながら、40度以上はキープできるように工夫してください。

2.浴室が寒い

浴室に入る前に、24時間換気扇はOFFし、シャワーでお湯を出して湯気で浴室内が温まってから入室します。浴室が寒すぎることも原因です。特に、換気扇は切ったつもりでも、隙間風などで浴室の気温が低くなりすぎるのであれば、浴室暖房などを利用しながら、気温が下がりすぎないようにしましょう。

3.湯舟に浸かる時間が短い

湯舟には20分、炭酸系入浴剤を使用する場合でも15分はしっかり浸かるようにしましょう。同調査で、湯舟に浸かる時間をうかがったところ、15分未満は38%となりました。

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20分以上浸かると、お肌のモイスチャー成分が流出して、乾燥を加速させてしまうのでおすすめしませんが、15分も満たない入浴時間では、入浴剤を使わない限り、しっかりと体温が上がらない可能性があります。額から汗がじわっと出ていなければ体温が上がっていない証拠なので、改善する必要があります。

4.肩まで浸かっていない

内臓疾患がある方を除き、半身浴ではなく全身浴を行うようにしましょう。40度のお風呂に20分ほど浸かっても脱衣所で寒さを感じるならば、肩まで浸かっていない可能性があります。半身浴の場合は長時間浸かり続けなければ、十分な体温上昇は見込めないので、非効率な半身浴ではなく、肩まで浸かり、体中に温まった血液を送って体をしっかりと温めましょう。

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5.洗髪時の体温低下

湯舟に十分浸かってから洗髪したり、洗髪→湯舟の順番に変えたり、足湯を行いながら、または常にシャワーからお湯を出しながら洗髪するようにしましょう。洗髪に時間がかかる方は、洗髪中に熱が放出し、体温が下がる可能性があります。湯舟と洗髪の順番を変えたり、洗面器で足湯をしながらなど、工夫しながら洗髪を行うようにしましょう。

また、2のお風呂の水温にも関係しますが、水滴のついたお肌に換気扇の風があたることで冷えやすくなるので、換気扇は切ってから入るようにしましょう。

6.脱衣所が寒い

1~5の対策をしていれば脱衣所で寒いと感じることはないはずですが、地域柄気温が低すぎたり、隙間風がひどいご家庭の場合は、脱衣所で暖房器具の設置を行ってください。日本では他国に比べて暖房設置率がかなり低いです。脱衣所で寒さを感じていれば、特に足先から熱が放出し、寝る前に手足が冷たくてなかなか眠れなくなることもあります。小さなヒーターなどで良いので、ぜひご用意することをお勧めします。

せっかく湯舟に浸かっても脱衣所で寒さを感じるならば、むしろお湯の無駄遣いともいえます。きちんと入ることで、どんな方でもポカポカを感じることができるのでみなさんもぜひ試してみてくださいね!

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