劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』がとうとう歴代興行収入1位になりました!
2020年もわずか数日となった28日、東宝・アニプレックスから、劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』の歴代興行収入が1位になったと発表。年の瀬すべりこみの快挙に、称賛の声が集まっています。
■以前から話題の記録塗り替え
破竹の勢いで、興行収入の記録を更新してきた劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』(以下『鬼滅の刃』)。長らく歴代1位の座についていた、スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』(以下、『千と千尋』)を追い抜くかどうかが話題になっていました。
13日時点では、『鬼滅の刃』が約302億円と、『千と千尋』の308億円に迫る勢いだったものの、コロナにおける新作映画公開延期の影響で、『千と千尋』は今年の夏に再上映。
その結果、『千と千尋』の興行収入には8億8000万円が上積みされ、316億8000万円に更新。双方のファンをやきもきさせていました。
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■興行収入324億7000万円に
そんななか、28日に発表されたのは『鬼滅の刃』の興行収入が324億7000万円になり、実質歴代1位になったというものでした。
『鬼滅の刃』は、漫画も終了し、映画期間もそろそろ終了かと思いきや、26日から体験型映画上映システム「MX4D/4DX」での上映を新たに開始。記録塗り替えにさらなる勢いがついたのかもしれませんね。
■「すごい瞬間に立ち会えた」「どっちも最高ッ」
19年ぶりの首位交代にツイッターでは、すぐさま関連ワードがトレンド入り。「おめでとうございます」「すごい瞬間に立ち会えた!」「時代が変わったて感じがしますね」と称賛の声が寄せられました。
一方、以前からちらほら囁かれていたのが、記録で作品自体の優劣をつける一部ファンの論争。それには「それぞれの作品の良さは変わらない」「どっちも最高ッ!! っで良いんじゃないの」「興行収入の事だけで作品の価値が決まるわけがない」との意見が寄せられました。
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■石原裕次郎賞を受賞
『鬼滅の刃』は同日、第33回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞において、石原裕次郎賞を受賞。同賞は、昭和を代表する俳優・石原裕次郎さんの遺志を引き継いだもので、1年で最も支持を得て、スケールの大きな作品が選ばれるのだそう。
過去32回のなかでアニメ映画が受賞したのは『紅の豚』(1992年受賞)と『もののけ姫』(1997年受賞)のみということからも、今回の受賞は快挙と言えるでしょう。
年明けも熱がおさまらなさそうな『鬼滅の刃』。おこもり正月は、作品をイッキ見というのもいいかもしれませんね!
(文/fumumu編集部・五代桜子)