今年のバレンタインチョコの準備はもうできていますか? もし前日の夜になって「まだ準備してない!」なんてことになっても、あきらめるのはまだ早い! 簡単に手早く、手抜き感を出さずにトレンドを押さえたチョコを作る方法があるのです。人気インスタグラマーでお菓子絵本作家の上岡麻美さんにレクチャーいただきました!
文・椎原茜
転写シートや転写モールドを使えば簡単に本格チョコが完成!
トレンドのチョコといえば「転写チョコ」。食用インクで模様がつけられた転写シートをチョコへ貼り付けたり、転写モールドという型に入れたりするだけで手軽にオシャレな模様をチョコにつけることができます。手作りなのに高級感がありインスタ映えもするチョコが簡単に完成するのも魅力!
これならバレンタインデー前日、仕事の帰宅後からはじめてもサッと作ることができそう! というわけで、上岡さんにできるだけ手早く転写チョコを作るコツを教えてもらいました。
チョコの湯せんが苦手ならレンジで10秒ずつ溶かす!
上岡さん チョコを湯せんで溶かすのが苦手なら、フライパンにボウルを入れて湯せんをすると、フライパンが浅いため水が入る心配はなし。それすら面倒ならレンジで10秒ずつ様子を見ながら溶かしていくと簡単にできますよ。
お菓子絵本作家の上岡麻美さん。
うまく転写するコツは一晩置くこと!
上岡さん 転写シートや転写モールドは100円均一ショップ、製菓用チョコレートはスーパーでも手に入るので、お仕事終わりでも購入可能。まだ期間がある場合、ネットショップで購入すれば忙しい方でも楽に入手できるでしょう。転写シートは2~3時間置いてチョコが固まれば転写されますが、注意なのは転写モールドを使う場合です。チョコを流し入れて、チョコが固まったからと転写モールドからすぐに出すとうまくチョコに写らないことがあります。一晩くらい置いたほうが、きちんと転写されたチョコに仕上がりますよ。チョコ作りは夜作業して、転写モールドから外したり、ラッピングしたりする作業は朝にしたほうがいいかもしれないですね。
フレーバーチョコにするのもアリ!
ストロベリーガナッシュボンボン。
転写チョコの中身に具材などを仕込むことで、今トレンドの「フレーバーチョコ」にすることもできるんです。上岡さんに定番フレーバーやおすすめアイデアを教えていただきました!
上岡さん フレーバーチョコは、グラノーラ、マシュマロ、ジャムなどが定番です。ジャムはボンボンショコラ風になりますよ。またドライフルーツのマンゴーチョコは特に人気です。変わり種としては、わらび餅、柿の種、粉砕した紅茶の葉、グミやポテトチップスなど。意外とチョコと合うんです。まず型に半分チョコを入れてから具材を入れ、さらに上からチョコをかけると仕上がりがきれいになりますよ。
初心者でもOK!連休にチャレンジしたい手作りチョコ
今年はバレンタインデーの前に3連休があるので、手作りするチャンス! そこで、あまりお菓子作りに慣れていない人におすすめのチョコレシピを上岡さんに聞いてみました!
チョコかけ苺
初心者向けの超簡単チョコ。苺にチョコをコーティングするだけです。チョコと苺の組み合わせは間違いなくおいしく可愛い、と上岡さんのお墨付き!
ケーキポップス
かわいさ抜群! このレシピではチョコスポンジや食パンを粉砕したものに溶かしたチョコをかけていますが、上岡さんによると市販のベビーカステラ・鈴カステラなどでもOKだそう。それなら初心者でも簡単にケーキポップスにトライできそうです。
バスベアチョコ
お風呂に入ったベアの型にチョコを流し込んで作ります。このレシピでは下にタルトを敷いていますが、上岡さんはベアだけでも簡単で可愛いのでおすすめだそうです。
バレンタインは直前でもうまく材料をそろえれば簡単に手作りできてしまうんです! トレンドの転写チョコやフレーバーチョコにトライして本命・義理・友チョコいずれも一目置かれちゃいましょう!
Information
上岡麻美さん お菓子絵本作家。ホテルロザージュ・アニバーサリー等でパティシエとして活躍。現在は自作のお菓子を作り、日々ネット上で情報を発信。