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フランス生まれのプロダクトブランド「パピエ ティグル」が2号店を日本橋浜町に出店

手帳や筆記用具など、日々手にする文房具はオシャレなもので揃えたい。そんなこだわりがある方にオススメのパリ発のブランドによる、世界で2つめの直営店が東京にオープン。日本橋浜町のお店を訪ね、パリのエスプリを感じてきました。

オシャレな文房具を持つことが密かな優越感に!?

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スマホのアプリがどんどん進化していて、メモもスケジュール管理もスマホさえあれば十分。手帳や筆記用具など必要ない…という方が増えているかもしれません。でも、もしバッグの中にオシャレな手帳が入っていたら、それを取り出したとき、周囲の視線を集めて、ちょっとした優越感にひたれるかも…。いえ、そんな周囲の目など、どうでもいいのです。まず自分が嬉しい気持ちになると思いませんか?パリのマレ地区で人気のお店「パピエ ティグル」には、そんな気持ちを起こさせてくれるアイテムがいっぱい揃っています。

店名の「パピエ ティグル(紙の虎)」に込められた思いとは?

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「『パピエ ティグル』とは、パリのデザイナー数人で立ち上げたデザインプロダクトのブランドです。パリのショップで扱っている製品の9割は、彼らがデザインした紙もの中心のステーショナリー、残りはそれに合うセレクト商品になっています。たとえば、日本の糊や鉛筆削りなども置いてあるんですよ」(店長の中山千明さん)。ブランド名のパピエ ティグルは「紙の虎」という意味。つまり「張り子の虎」ですが、デザイナーたちがその名に込めたのはそれとは逆に、「紙」という本来は弱いマテリアルに自分たちのデザインを施すことによって、より強いものになって欲しいという願いだったのだそう。その思い通りに、本国では感度の鋭いフランス人のお客様や観光客が多く遊びに来るショップになっているとのことです。

旅先で出会ったものがモチーフになることも

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パピエ ティグルのあるマレ地区とは、パリの東側に位置する地域。パピエ ティグル東京店があるのも、東京の東側、日本橋浜町です。「デザイナーたちの中では、若者が活躍できるのは東側だという持論があるらしいんです。東京で物件を探していたなかで見つけた築56年のビルも、偶然ですが東京の東側。このエリアはこれからホテルなどの宿泊施設や、飲食店などが計画されているエリアでもあるんです」(中山さん)。お店に置いてある製品は、デザインや色使いなどが独特で、今までの日本の製品にはない雰囲気を醸し出しています。そのため、近所に住んでいる人や、近くの会社に勤めている人などが、何か面白そうなものが並んでいるのを目ざとく見つけて訪れるのだそうです。「パピエ ティグルでは、年2回1月と9月にデザインを大きく変えます。デザイナーたちは旅行が好きで、旅先で見た風景などをデザインに起こすことが多いようです。今並んでいるのは、『メキシコ』をテーマにしたもので、焼き物の柄や建築物などがモチーフになっています」(中山さん)。

デジタル化が進む世の中だからこそ、アナログの良さを提案

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店内には、一見してどう使うものなのかわからない製品もあります。中山さんにうかがってみると…。「アルファベットと数字のカードは、上に穴が開いていて紐などを通すことができるようになっています。たとえば『Happy Birthday』という文字や、送る相手のイニシャルを自分で選んで、プレゼントに添えて贈るというような使い方ができるんですよ」(中山さん)。そんな個性的な製品はもちろん、ノートのような普通のステーショナリーでも、自分の名前やタイトルを書き込めるスペースを設けるなど、パピエ ティグルの製品には、ちょっとした驚きがあったり、何となく気持ちが浮き立ったり、従来の文房具にはなかった特徴があります。「デジタル化がどんどん進む中にあっても、アナログ感覚を自分なりに工夫して楽しめる人に使っていただきたいという思いで作られているんです」(中山さん)。

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店内には日本茶専門のティーサロン「サロン・ド・テ パピエ ティグル」も併設されているので、香り高い日本茶を楽しみながら、買ったばかりのノートを広げて書き物をするなど、ゆったりとした時間が過ごせそうです。

photo / reeeko

Papier Tigre(パピエ ティグル)
東京都中央区日本橋浜町3-10-4
03-6875-0431
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜日

https://papiertigre.jp/
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