傷つきやすい心を上手に守る方法を、fumumu取材班が聞いてきました。
誰かの些細な一言に傷ついたり、パッと見たニュースの出来事に心を痛めたり。繊細で傷つきやすい自分を、どうしたら守ることができるのでしょうか?
デリケートな心を守るヒントを、fumumu取材班が聞いてきました。
①「逃げる」を許可
「自分を守ることが上手な人は、傷が深くなる前に逃げられるんですよね。自分の限界を突破する前に、人と距離を取ったり、なにかをやめたりして、賢くフェードアウトできるんだと思います。
傷つきやすい人は、傷が深くなるまで我慢してしまうんじゃないでしょうか。諦めたらかっこ悪いとか、逃げるのは情けないとか、真面目に考えてしまうんでしょうね。
逃げないことに必死になって、自分がボロボロになったら、元も子もないと思います。自分を守るための撤退は、ストレスなく生きるための方法だと思いますよ」(20代・女性)
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②「~べき」をやめる
「真面目で努力家の人ほど、傷つきやすい気がします。『こうしなきゃ!』と自分の中で決めているルールが厳しくて、それ以外の選択肢を取れないんじゃないでしょうか。
なにかに傷ついても、『これくらいで傷つくのは自分が弱いからだ』って、さらに自分を追い込んでしまう人も多いと思います。なにかに傷つくのは、人間であれば当たり前のことですよね。
『~するべき』と絶対的なルールを決めないで、自分の感情に従って行動することも大切なんじゃないでしょうか」(20代・女性)
③優先順位は自分
「優先順位の一番は、常に自分であるべきだと思います。傷つきやすい自覚があるなら、特に自分の気持ちを優先させてあげないと、常にぐったりしてしまうから。
私も、昔は恋人の誘いをどうしても断れなかったり、友達の意見にNOと言えなかったりして、自分を押し殺すことも多かったんです。誰かの言動に傷ついたのに、自分の気持ちを無視してしまうと、どんどん自分のことが嫌になっていくんですよね。
周りに対しても、『こんなに我慢してるのに!』って勝手にイライラしてしまうし。自分のやりたいこと、やりたくないことを優先させることは、わがままではないと思います。自分を守るためにも、必要な勇気なんじゃないでしょうか」(20代・女性)
「弱いから傷つくんだ」と自分自身を責めてしまうと、ますます気持ちが追い込まれてしまいそうです。
小さなことで気持ちを震わすことができるのは、感受性が豊かな証拠でもあります。デリケートな心を労りながら、無理せずに日々を過ごしていきたいですね。
(文/fumumu編集部・くまのなな)