信頼関係はどのようにして築いていきましたか?
アリーシャ どういうふうに仲良くなっていったかというと、キャスティングが決まったとき、信頼関係を築くために出演者全員が部屋のなかで円になって、倒れるのをお互いに受け止め合うみたいなことを……やってません(笑)!
というのは冗談で、最初にキャスト全員でディナーに行ったりしたし、撮影が始まってからは昼も夜も一緒にご飯を食べるようにしていたわ。題材がタフだからこそ、お互いに自分のもろさをさらけ出さなければいけなかったし、そのおかげで信頼関係を作っていけたんだと思う。
それにみんなオープンで正直で誠実なメンバーばっかりだから、自然に絆が出来て仲良くなったのよ。でも、世間の人たちは「本当に仲がいいの?」って信じてくれなかったりもしたんだけどね(笑)。本当にすばらしい仲間なのよ!
そのなかでも、役柄とイメージが一番違うと思う人がいれば教えてください。
ディラン・アリーシャ それはもちろん、ブライス役のジャスティン!
ディラン 演じているときは、ものすごく悪役として信じられるんだけど、カットの声がかかると「これほど優しくてステキな人はいない!」ってくらいの人物なんだよ。
では、最後にこの作品を観るべき理由を13個でなくてもいいので、教えてください!
アリーシャ 実は前に一度、観るべき理由を13個挙げるように頼まれてすごく大変だったことがあったわ(笑)。
ディラン じゃあ今回は僕が挙げるとして、まず主人公たちはヤングアダルトと呼ばれている年齢層だけど、彼ら世代の物語だけではないので、年齢に限らずに観てもらえるシリーズだということ。決して上から目線ではなくて、同じ目線に立って共感できるそういうシリーズであること。あと、扱われているトピックにはすごく重要なものがあるのでそこを見て欲しいということ。
そして、同時にエンタメ性もちゃんとあり、ミステリーやスリラーとしてのバランスも素晴らしいので、そういった理由も含めて、ぜひ観てもらいたいと思っているよ!
インタビューを終えてみて……。
役柄としてはお互いに難しい立場にあるディランとアリーシャですが、実際のおふたりはとってもチャーミングで仲良し! つらいテーマを描いている題材だけに、戦友のようなところもあるのかもしれませんが、そんな彼らが体当たりで演じている姿には思わず釘づけになってしまいます。シーズン2は、さらなるカギを握るキャラクターとなっているようなので必見です!
他人事では済まされない衝撃に打ちのめされる!
10代の若者だけでなく、大人の社会においても同じような問題を抱えている人は多いもの。ミステリーとして見事な展開を見せつつも、いじめや自殺、性的暴行、LGBTなどさまざまな社会の闇にまっすぐと向き合っている本作。いまの時代に観るべき理由、そして多くの支持を得ている理由に、誰もがたどり着けるはずです。
そして、まもなくスタートするシーズン2は、さらなる波乱の予感! まだシーズン1を観ていないという人は、いまのうちにチェックを忘れずに。
ストーリー
女子高生のハンナが自ら命を絶った2週間後、同級生だったクレイのもとにある謎の箱が届く。なかに入っていたのは、ハンナの肉声が録音されたカセットテープが7本。そこには、ハンナが自殺するに至った “13の理由” が吹き込まれていたのだった。
カセットを聞き始めたクレイは、ハンナが経験した衝撃の事実を知ることになる。いったい、なぜハンナは死を選ばなければならなかったのか。知られざる真実が次々と明らかにされることに……。
息をのむシーズン1の予告編はこちら!
シーズン2を待ちきれない人はこちら!
作品情報
Netflixオリジナルシリーズ『13の理由』
シーズン1:独占配信中
シーズン2:5月18日より全世界配信開始