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横澤夏子もそうだった! “いい女”は根掘り葉掘りアレしない

出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、距離の取り方が上手いつつましい女性、「自分から細かいことは聞かない女」になりきり。

相手が「話したい」と思う雰囲気を作ることが大事。

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私はずっと、人と話すときに「それって、どういうことなの?」と、根掘り葉掘り聞くことが当たり前でした。たとえば恋愛の話だと「何月、何日、何時にどうしたの? 場所はどこで?」と、細かく質問。ドラマを見ているような感じがして楽しいんです。また、「家賃っていくら?」など、お金の話も平気で聞いていました。でも、以前にルームシェアをしていた友だちはあまり喋らない人で、よく「教えてくれよぅ」とすがっていたのですが、「話したいときは、こっちから言うから」と言われて、本当にそうだなと思いました。さらに、周りに先輩がたくさんいる場面で後輩から「横澤さんは、どんな仕事が一番楽しいですか?」と聞かれたときに、すごく答えづらかったんです。「ここで聞く話じゃないでしょ」と思うと同時に、相手に気を遣わせる質問をいろいろとしてしまっていたんだなと思いました。そんな経験を通じて、日本人の美徳の一つに“つつましさ”があるように、「これ以上は聞かないでおく」というスタンスの女性って素晴らしいなと気づいたんです。相手の話にのめり込みすぎない人は、いい距離感で人間関係を保つことができる大人の女性です。いろいろと聞かれたくない人だっているだろうし、相手が言った悪口に対して「その人のどこが嫌なの?」などと質問をすると、いつのまにか自分まで悪口を言っているような気分になることも。それは残念ですよね。

「相手のことをすべて知る必要はない」と気づくことが、いい距離感を生む秘訣のようです。取り調べをする刑事じゃないんだから、相手が話し始めるまで待ってみる。そうして、「人から教えてもらう」というスタンスを身につけることができれば、相手も心を開いて話してくれるかもしれません!

よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。

※『anan』2018年6月20日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾

(by anan編集部)

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