写真/長山一樹〈S-14〉
経験を重ね、環境や顔つきも変わってくるのが30代。目指したいメイクは、好感度の高いナチュラルな上品見えメイクなのに、うっかりお化粧テクニックの更新は後回しで、昔のままのメークになっていませんか? アラサーの自分に相応しいメークのやり方を見つけて、時間の止まって見えないメイク、実践しましょう!
■20代と同じメイクのままになっていませんか?
10代、20代の頃から、メイクの更新していますか? 若い頃は、可愛らしさを引き出すメイクが主流で、目をできるだけ大きく見せるアイメイクや、甘さを強調したピンクのチーク……メイクをプラスして、可愛く見える女性であることがゴールでした。
でも30代に突入して人生経験もそれなりに豊かになり、仕事ではキャリアを重ね、中堅どころのポジションで人を束ねる機会も増えたり、プライベートでは結婚、出産を経てママとして参加するイベントが増えて取り巻く環境が大きく変わってきたり。若い頃とけして同じ顔ではないはずです。
ファッションも流行や年齢、T P Oにあわせて変えていくように、メイクもより洗練された大人メイクに更新していきましょう。
■30代、私たちの顔は20代からこう変わってくる
年齢を重ねるごとに、顔立ち、雰囲気が変わってきて、メイク迷子になってしまうのが30代。肌のハリがなくなる、顔の輪郭がぼやっとしてくる、ほうれい線や目元のしわにファンデーションがたまってしまう、頬の位置が下がってしまう…。また、シミやくすみ、お肌の乾燥も気になってきます。
そこで感じるのが、いつものメイクが似合わなくなったり、若作りしているように感じるなどの違和感。その違和感に、周りの人も気づいているかもしれません。そうなる前に、メイクをアップデートして、気になるところをカバーしつつ、ナチュラルで上品見えする大人メイクにシフトして行きましょう。
■30代にNGなのはこんなメイク
メイクを見直すことは後回しで、20代から使っているお気に入りアイテムは変わらない!という人も少なくないはず。でも、20代からのメイクを引きずっているから逆に老けて見えてしまったり、きつい印象や古臭い印象を与えてしまうこともありそうです。
30代がすると痛いメイク
❌ 目周りが黒すぎるアイメイク
黒の太めでしっかり引いたアイライナー、バサバサのボリュームアップのマスカラ、涙袋を強調する白パールなどの下まぶたのハイライトなど、盛り盛りのアイメイクはきつい印象に見えてしまいますし、野暮ったい印象に。また、黒目が極端に大きく見えるコンタクトや、ナチュラルじゃないカラーコンタクトも見直し必須です。
❌ 細すぎる、薄すぎる、濃すぎる、下がり眉毛
細すぎる眉毛はきつく、老けた印象に。薄すぎるナチュラルな眉毛は、目元をぼんやりさせて表情も乏しく、印象に残らない顔になってしまいます。逆に濃すぎる眉毛は、強い印象になりすぎるので、全体的に濃いメイクにしないとバランスが悪くなり上品さから遠ざかってしまいます。また、ハの字の眉尻が下がった眉毛は、30代がやってしまうと、顔全体が下がって見え、頼りない印象に。
❌ 厚塗り感のあるマットな肌
シミ、しわを隠すために、顔全体に均一にファンデーションを塗ってしまうと、マットな厚塗り顔に。かえって老けて見えるのでNGです。
また、首の色と違って見えるような白すぎるファンデーションも不自然に仕上がるので見直しましょう。
❌ 発色が良すぎて肌に馴染んでいないチーク
大人のファッションに、頬を覆うような発色の良いピンクの丸いチークは、かわいすぎる印象になるので避けましょう。
■30代は好感度の高いナチュラル見えメイクを目指そう
仕事と家庭と育児と……さまざまな顔と役割を持つ30代は、どこに行っても誰と会っても、好感度の高い、品のあるやさしげなナチュラルメイクがおすすめです。20代の頃はアイライン、マスカラ、アイシャドウをどんどん盛っていく足し算メイクでしたが、30代が目指すべきは“引き算メイクです。
抜け感のあるナチュラルメイクを習得すれば、いつものファッションも見違えて見えるかも?!
■30代のメイクの作り方。ポイントはツヤ感
やっぱりベースメークは重要。大切なのは、くすみや気になるシミ、シワを飛ばしてくれるツヤ肌に仕上げること。そして、あくまでも薄付きで素肌っぽく、厚塗りはN G!ファンデーションは顔全体に均一に塗らずに、スキンケアでしっかりと保湿し、肌に馴染んだ後、トーンアップ下地やプライマーでファンデーションの土台を作りましょう。中央部から薄く放射線状に伸ばしていくと抜け感のある肌に。気になるところは、ピンポイントで2度塗りすれば、違和感なくカバーできます。
また、ニューノーマルの今はマスクヨレ問題も。額や目の周り、小鼻周り、口角の脇は、スポンジでしっかりと密着させることを忘れずに。
写真/三宮幹史〈TRIVAL〉
ツヤ肌を活かすために、パウダーは全体に使わずに、最低限のポイント使いがおすすめ。皮脂が多い額部分や、マスクで覆われる部分、上からカラーメークを施す部分にのせておけばO K!
写真/三宮幹史〈TRIVAL〉
■30代におすすめファンデーション
1.ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ
ディオールが厳選した花々のスキンケア成分が入ったファンデーションで、日中の乾燥から守り、ふっくらとしたハリ感のある肌に導いてくれます。光によって自然なツヤ感も。
ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ※SPF35 PA++<全8色>¥6,600(パルファン・クリスチャン・ディオール)