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枕は天日干しダメ…!? 意外とやりがち「寝具のNGお手入れ方法」

普段、シーツや布団カバー、枕、洗っていますか? シーツはまだしも、布団カバーを洗うのって面倒だし、枕なんて洗い方もわからない……。そこで、寝具の洗濯に詳しい、まくら株式会社の方に、寝具の種類別にやっちゃいけない洗濯方法と簡単なお手入れ法をお聞きしました。手間をかけずに衛生的に保てる方法は必見です!

文・椎原茜

シーツ&枕カバーのNGお手入れ方法

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まずはシーツと枕カバーから。ありがちNGは?

×洗濯は1か月に1回程度

担当Oさん 人は寝ている間コップ1杯程度の汗をかくといわれています。寝具はその寝汗を毎晩吸収しているのです。ダニや雑菌の繁殖を防ぐためにも定期的に洗濯するのをおすすめします。シーツは週に1度程度の洗濯が良いといわれています。洗濯による繊維の傷みや手間を考えても、この程度が良いでしょう。週1の洗濯を想定すると2枚くらいストックがあるといいですね。綿のシンプルなものはお手頃価格で購入できます。干すときは、布が重ならないようにすると、早く乾きますよ。

枕カバーは、寝具の中でも頭部・顔に直接触れることから、毎日洗濯することが理想です。頭部は体の中でも汗の量が多い部位。また、顔に近いことで、呼吸・皮脂・唾液などにより、汚れやすくなっています。お手持ちのカバーが少ない場合は、タオルをカバー代わりにしても。そうすれば臆することなく毎日清潔な枕で眠ることができます。

掛布団カバーのNGお手入れ方法

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続いては、掛布団カバーについて。

×汚れてないから、洗濯は年1回のみ!

担当Oさん 掛け布団カバーの洗濯は週1回から2週に1回程度行うのが理想的です。掛け布団カバーは、シーツや枕カバーに比べると汚れにくい寝具ですが、それでもたくさんの汗や皮脂を吸収しています。また、掛け布団から出るホコリをため込んでいることがあります。シーツや枕カバーと同じように定期的に洗濯するのがおすすめ。洗濯前に付着しているホコリやゴミを除去するのが洗濯のコツです。どうしても面倒であれば毎日消臭除菌スプレーをかけてください。

枕のNGお手入れ方法

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では、枕はどうなのでしょうか? NGお手入れ方法をチェック!

×枕は洗わないしベッドに置きっぱなし

担当Oさん 枕は素材によって洗えるものと洗えないものがあります。洗えるものについても、洗濯機で洗えるのもあるし、手洗いのものもあります。乾かす時間がかかるので、多忙な人には、洗うよりこまめに干すのが現実的でしょう。ですが、ただ干すだけでは傷んでしまう場合も。天日干し、陰干し、それぞれに適した素材があるので最低限それだけはチェックしましょう。

天日干しがいい素材

・ポリエステルわた
・パイプ・コルマ・ミニボール
・そばがら

天日干しのやり方

担当Oさん ポリエステルわたとパイプ・コルマ・ミニボールは直射日光に当てても傷みにくいので天日干しが良いでしょう。干す際には軽く枕を叩いてホコリを落とす、または掃除機でホコリを吸い取るとよりよいです。そばがらは虫がつきやすい素材なので、できるだけ毎日天日干しをしましょう。

陰干しがいい素材

・ビーズ
・低反発ウレタン
・羽根
・スノー低反発

陰干しのやり方

担当Oさん ビーズ、低反発ウレタン、羽根、スノー低反発は、風通しの良いところで陰干しをしてください。干す際には軽く枕を叩いてホコリを落とす、または掃除機でホコリを吸い取ります。

毛布のNGお手入れ方法

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続いては毛布。こんな洗濯はNGだそう!

×面倒だから1年に1回くらい洗濯する

担当Oさん 毛布は月1回程度の洗濯が理想です。しかし、毛布の素材によっては自宅で洗濯できないものもあります。夏の間、毛布を使わない方は、シーズンの使い始めと使い終わりにクリーニング店などでドライクリーニングに出すのをおすすめします。普段のお手入れは、日中、風通しの良いところで陰干しをするのが良いでしょう。自宅で洗うことのできる毛布は、洗濯表示に従って洗濯してください。誤った方法で洗濯すると風合いを損ねることがあります。洗濯機OKの場合は、まずホコリやゴミを落とし、毛布用の洗濯ネットに入れて洗いましょう。

いかがでしたか? シーツはストックする、枕カバーはタオルで代用、枕はとりあえず干す、など工夫をすれば忙しくても清潔に保てることがわかりましたね。 気持ちのいい環境で、ぜひ快眠を!

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