こんにちは、コスメ&メイクライターの古賀令奈です。連日の雨やまとわりつく湿気、さらにメイクくずれにも悩まされ、不快感を覚えやすい梅雨。そんな悩みを解消するには、うまく工夫を凝らしたいところです。そこで今回は、梅雨に避けたいNGメイクとどんより顔を吹き飛ばす改善方法をご紹介します。
NG1:梅雨シーズンの「ツヤ肌重視」はパンダ目になる可能性大
梅雨は例年でも湿気でメイクくずれが起こりやすい時期。しかも、マスク必須の近年では、マスク内での蒸れが影響して、ますますベースメイクやアイメイクがくずれやすくなっています。
メイクのくずれ対策には、フェイスパウダーが有効です。ツヤ肌が好きな方だとフェイスパウダーは極力少なめで仕上げることも多いかもしれませんが、ツヤ肌だとどうしても油分が多い状態に。
くずれやすい部分には粉の重ね塗りをおすすめします。
とくに、アイメイクがにじんでパンダ目になりやすい方は、目の周りにしっかりと。上まぶたはアイシャドウを重ねるので軽めに、下まぶたはサラサラになるくらいまでを目安に塗ってみてください。
粉をしっかり塗ることでシワが目立ってしまう場合は、アイクリームなどでメイク前の保湿を強化するとよいでしょう。
NG2:メイク直しの厚塗りでのっぺり曇り肌に
メイクくずれしやすい季節は、ベースメイクが厚ぼったくなりやすい時期でもあります。手軽に塗り直せるパウダーファンデーションは便利ですが、厚塗り感が出やすい点は否めません。
ファンデーションを厚く塗ると均一な肌に整うものの、透明感が失われて曇った印象になりがち。どんよりしやすい梅雨シーズンは、軽やかな肌で気分を上向きにしたいものです。
メイク直しをするときはまず、よれたファンデーションを指の腹でならし、ティッシュで軽く皮脂を抑えてみてください。これだけで見た目の印象が整うことも多いです。
最後にフェイスパウダーを重ねると、素肌っぽさが漂う透明感のある肌に仕上がります。
エレガンス「ラ プードル オートニュアンス」1 (税込11,000円)は、溶け込んで見えなくなるほど粒子の細かいパウダー。上品で明るいセミマット肌へと導きます。
NG3:イマイチ楽しめない普段どおりのアイメイク
やる気も低迷しがちな梅雨は、メイクに元気を分けてもらいたいところ。アイシャドウはいつも同じ色という方も、この時期は少し冒険してみてはいかがでしょうか。
定番のブラウン系のアイシャドウは一年中使いやすいカラーですが、梅雨の憂うつを晴らすには適役とは言い難いでしょう。
季節感を楽しむなら、紫陽花のような色合いのアイメイクを。梅雨空に映える美しい目元に仕上がると、雨の日でもきっと心が弾むでしょう。
筆者が今回のメイクで使用したのは、スナイデルビューティ「アイデザイナー」04 Fairy Tale(税込6,380円)。紫陽花色が豊富にそろったアイシャドウパレットです。
雨が続き蒸し暑く、ストレスがたまりやすい梅雨。毎日のメイクで気分が晴れる工夫を取り入れて、気持ちよく過ごせる時間を増やしてみてはいかがでしょうか。