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主人公の熱量がすごい!やる気をチャージできる漫画3選

カルチャー

「な~んにもやりたくない」そんなときは、やる気満々の主人公にパワーをいただきましょう。

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やらなくてはいけないことはあるけれど、どうしてもやる気が出ない。重い腰が上がらない。「あ~あ! なんにもしたくないなぁ!」……なんて、毎日思っていませんか?

わかります、やる気は高確率で迷子になるもの。自分の中をいくら探しても、そう簡単には見つかりません。そんなときは、漫画の世界で奔走する主人公を見て、エネルギーをチャージしてみませんか?

走って、焦って、泣いて、笑って。感情を奮い立たせながら物事と向き合う主人公を見ているうちに、いつのまにか、自分の心にも火がついているかもしれません。

①『重版出来!』- 松田奈緒子

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「この漫画、売ります!」

主人公は、出版社の新人編集者として奮闘する黒沢心(くろさわ こころ)。漫画雑誌「週刊バイブス」の配属になった心は、担当漫画家が魂を込めて書き上げた漫画をどうにか売ろうと、毎日走る! 走る! たまに食べては、また走る!

漫画家のところに足しげく通い、漫画を売り込むために書店に出向き、ギリギリの入稿をなんとか間に合わそうと印刷所にすべり込む。大学時代に柔道で鍛えた心身をこれでもかと発揮して、出版業界を小熊のように走り抜けていくのです。

さらには、心を取り巻く人間関係も見どころです。頼りになる先輩、尊敬できる漫画家がいるのはもちろん、中には「新人ツブシ」と呼ばれる編集者と心のハラハラするやり取りも。

持ち前の体力気力と明るさで、周りを上手に巻き込みながら走り続ける心に、いつの間にか自分も触発されているはず!

②『傘寿まり子』- おざわ ゆき

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主人公は、ベテラン作家である幸田まり子(こうだ まりこ)。夫に先立たれてからは、息子夫婦、孫夫婦と同居中。原稿の締め切りに追われながらも、なんとか日々を生きていました。

ですが、ある出来事をきっかけに生活は一変します。

1巻の序盤で、大粒の涙を流しながらまり子は言葉を絞り出します。誰でも、等しく年を取る。若いままではいられません。けれど、老いとともに、周りから置いてけぼりにされていく感覚がある。

「私たち、早く死ねばよかったの?」

そして、まり子は決意しました。

もう80歳、まだ80歳。80歳から、まり子の冒険はスタートしたのです。

やれ仕事はどうする、やれ家が借りられない。まり子の新生活には問題が山積みです。けれど、まり子は諦めません。いつの間にか変化している時代に翻弄されながらも、自分の力で、ガシガシと未来を切り開いていくのです。

自分の「老い」を認めながらも、それでも「老い」で自分の人生を諦めることはないまり子の生き方に、きっと勇気をもらえすはずです。

③『Real Clothes』- 槇村さとる

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主人公は、大手百貨店のふとん売り場で働く天野絹恵(あまの きぬえ)。「今日も売ります!」とやる気満々に、積み上げてきた販売スキルでサクサクとふとんを売っていきます。

これからも、ふとん売り場が自分の居場所だ。そう思っていた絹恵に、突然降りかかった婦人服への移動。見慣れたふとん売り場から、まったく興味のないファッションの世界へ飛び込むことになるのです。

脱ぎ捨てた服に対して、そんなことを思う絹恵。ファッションに無頓着な絹恵が、センスを求められるファッションの世界ではたしてやっていけるのか?

登場人物たちの個性豊かなコーディネートを雑誌のように楽しみながら、絹恵の成長もぜひご自身の目でチェックしてください!

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