新しい文房具との出会いは、仕事を効率化させてくれることもあれば、仕事のモチベーションを上げてくれることもある。そんな、毎日をちょっとだけ底上げしてくれる文房具との出会いをお手伝いするのがこの企画。今回は「手帳を簡単に自分仕様にアレンジしたい」という方にぴったりな文房具を、文具ソムリエールの菅未里さんが紹介します。
社会人には欠かせない手帳ですが、せっかくなら、自分だけの仕様にアレンジして仕事のモチベーションを上げたいものです。しかし、忙しい日々の中、アレンジする時間を見つけるのも大変です。
今回はそんな方々にぴったりの、手軽に手帳をアレンジできるアイテムをご紹介しましょう。
ペインタブルスタンプ回転印/ミドリ
手帳を彩るのに便利なのがスタンプです。イラストや書き文字が苦手な方でも、ポンと押すだけで好みの柄を手帳に追加できます。
中でも私がおすすめしたいのが、自動的にインクが印面につく回転印です。インクをつける手間がいらないうえ、一つの回転印に複数の柄がセットされていますから、省スペースでもあります。
私が愛用してきたのはミドリの回転印です。かわいらしいデザインや機能性が気に入っているのですが、最近、「新しい日常柄」が加わったので紹介しましょう。
「新しい日常」とは、コロナ禍での生活を指します。「在宅」や「おとりよせ」、「体温測定」といった、新しい生活様式に欠かせない柄がそろっているのが分かりますか? これがあれば、自粛が続く毎日で使う日記や手帳も、手軽に彩ることができるでしょう。
価格:1,650円
夢みるふせん/GreenFlash
職場で使う手帳でも、仕事の予定ばかり書くのでは面白くありません。欲しい物や行きたい場所、読みたい本、目標などを書いておけば、公私を問わずモチベーションを上げられるのではないでしょうか。夢を可視化するのです。
そんな場面ではふせんが便利です。目標や夢を書いたふせんを手帳に貼れば、達成できたものから剥がしたり、別のノートに移動したりと使い勝手が良いためです。
夢を書くなら、せっかくですから楽しいふせんを使いましょう。GreenFlashの「夢みるふせん」は、ダイカット(型抜き)で色つきなので、手帳に貼ってもとても目立ちますし、なによりもかわいい。
見てください。「くだもの」「はな」「スター」など全7種類あるのですが、どれも実にかわいらしいではないですか。
特別な機能があるわけではありませんが、この愛らしさは、もはや一種の機能と言ってもいいのではないでしょうか。ここに夢を書けば、それだけでぐっと夢の実現に近づく気がします。
また、目標や夢を書き込む時は、日付も一緒に記録しておくといいでしょう。そして、達成した時にもその日付を書くのです。「〇年越しの夢がかなったな」と、目標を達成するまでにかかった時間を確認できますから、自信にもつながるはずです。
価格:330円
インデックスラベル チラット/ミドリ
お手持ちの手帳にぜひ追加していただきたいのが、後付けできるインデックスラベルです。
インデックスはとても便利です。目当てのページをさっと開けるようになるので、手帳の使い勝手が良くなり、効率化にもつながります。
ただ、たくさんあるインデックスラベルには一つ問題があります。手帳やノートからはみ出るため、使っているうちにすぐに折れまがってしまうのです。機能的にはさほど問題ないかもしれませんが、見栄えが良くないとモチベーションも下がってしまいますよね。
そんな悩みを解決するのが、ミドリの「インデックスラベル チラット」です。その名の通り、ページから「ちらっと」はみ出るサイズなので、ラベルはカバーに守られ折れ曲がりません。でも、機能的には十分なサイズです。
また、糊残りがなくきれいに剥がせる“再剥離シール”を使っているため、気軽に貼り直しができるのもいいですね。デザインも上品なので、職場でも使いやすいでしょう。
価格:308円
レーステープ/パビリオ
「とにかく、手帳をかわいくしたい!」という方には、パビリオのレーステープをおすすめします。手帳やノートに貼ってデコレーションするテープなのですが、多くは語りません。見てください、この繊細な型抜き加工を!
もはや芸術的な美しさです。パビリオの加工技術は、世界トップレベルではないでしょうか。
このレーステープで手帳を彩れば、飛躍的なバージョンアップが果たせます。表紙に貼るのもいいですね。
一度貼っても簡単に剝がせるので、気分で貼り替えることもできます。とにかく、一度は実物を見ていただきたい文房具です。
価格:880円