例年であれば旅行などが楽しい季節ですが、お出かけが難しく気分がふさぎ込みがちな今日この頃。そんななかでも、パッと気持ちを明るくしてくれるようなアクセサリーに出会いました。「PRISM(プリズム)」が作る、カラフルなリングやイヤーカフなどです。心躍るような、色とりどりのアクセサリーをご紹介します。
心が弾むカラフルなアクセサリー
鮮やかな色合いや艶やかさに、思わず目を奪われるようなリング。大阪にアトリエを構える「PRISM(プリズム)」のアクセサリーです。小島瑛美子さんが、樹脂やゴールド、シルバーなどを用いて制作しています。
このように華やかなアクセサリーを作られている小島さんですが、ご自身は真面目でちょっとネガティブでもあるのだとか。その分、作品は元気なものを作りたいという想いがあるそうです。
小島さんはものづくりが好きだったものの、最初に就職したのは出身地の愛媛にあるアイスクリームの会社でした。その通勤電車から、海でパラグライダーやウエディングフォトを楽しむ人たちを眺めては、「自由でいいな。私もいつかは好きなことを仕事にしたいな」と思い続けていたのだそう。美しい海や沈んでいく夕陽の光景も胸にせまるものがあり、次第にその気持ちが募って退職を決意。大阪のデザイン学校へ入学し、さまざまな素材やデザインについて学び、卒業制作で樹脂のリングを生み出しました。それが今のブランドの代表作ともいえるアイテムとなっています。
日常にあるワクワクやときめきを身に着けるように
小島さんが心動かされるものの原点は、幼い頃にこっそり覗き見たお母さまのジュエリーボックスや、カラフルな必殺技が繰り出される戦隊アニメなどのワンシーン。成長しても、そのときのワクワクする気持ちを憶えているそうです。
同じような記憶をもつ方は多いのではないでしょうか?大人になった今も、虹を見つけたときはなんだかうれしくなるものですよね。PRISMのアクセサリーには、まさに虹や朝焼け・夕焼けの空、または小さな頃に憧れたプリンセスのドレスなど、好きな光景やものを思い起こさせてくれるパワーがあるように思います。
「いつ目に触れても心がときめくようなものであってほしいので、身に着けているときはもちろん、それ以外のときの佇まいも大切にしたいと考えています」(小島さん)
そんな想いで作られるアクセサリーは、ころんとしたかわいらしいフォルムも特徴。ただそこに置いてあるというだけでも気分を明るくしてくれます。
夏の光景が重なる色合いのイヤーカフ
ここからは、豊富なデザインや形があるイヤーアクセサリーをご紹介していきます。
こちらは、3色ほどが入り混じった七角形のイヤーカフ。耳たぶに沿うほどのMサイズと、一回り大きくて存在感があるLサイズがあります。前後着ける向きによって印象が異なり、周囲の明るさや光の当たりぐらいによっても表情を変えるアイテム。下部にはさりげなくブランドロゴが刻まれているのもポイントです。
写真左の爽やかなカラーのイヤーカフから、私はラムネやプール、浮き輪やパラソルといったイメージが浮かびました。もう一方のグリーンやオレンジのアイテムは、夕焼けとその光を受けた山。どちらも夏の光景と重なる色合いです。
イヤーカフ
クリアグリーン・イエロー・ターコイズブルー/クリアピンク・グリーン・オレンジ
サイズ:M/L
4,200円(税込)
※カラーによって在庫のあるサイズが異なります。詳細は販売サイトにてご確認ください。
透明感や落ち着きのあるタイプも
同じ七角形のイヤーカフでも、上でご紹介したカラフルなものとは一味違う、シックなタイプもあります。
クリアな本体に金箔が閉じ込められたイヤーカフは、キラキラと光を反射する海や川の水面のよう。藍色に白蝶貝のホログラムが浮かぶタイプからは、夜空に輝く無数の星々を思い浮かびます。
そんな想像を膨らませながら、好きなものを選ぶのも楽しいものです。
イヤーカフ
クリア&金箔/藍色&白蝶貝
サイズ:M/L
各5,000円(税込)
金属×樹脂の遊び心あるピアス・イヤリング
ゴールドやシルバーで幾何学模様を表した、立体的なイヤーアクセサリーも作られています。それと樹脂を組み合わせたピアスやイヤリングも素敵です。
金属の繊細なラインと不思議な浮遊感、光を受けてできる影の美しさにも見入ってしまうアイテム。そこにアクリルが加わると、大人の遊び心が感じられる雰囲気に。夏の装いのアクセントにいかがでしょうか?
片耳アクリルコンビピアス
シルバー ・ブルー/シルバー・蛍光ピンク
片耳アクリルコンビイヤリング
ゴールド・蛍光イエロー/ゴールド・レッド/ゴールド・クリア
各10,000円(税込)
心惹かれる色との一期一会を大切に
ご紹介した以外にも、PRISMにはネックレスやマスクチェーン、バングルのほか、キーホルダーや花器といった小物もあります。
樹脂のアイテムは、一つひとつ型に入れて塗料を混ぜ、機械であらく削った後、ペーパーヤスリや研磨剤のコンパウンドなどで手作業で磨いて作られます。想像とは異なる色に仕上がることもあり、多くは一点ものなのだそう。一期一会となるので、小島さんは「心惹かれる色に出会いを大切にしてほしい」と語られています。