暑い毎日で外を歩く時間が減ってしまうと大きな影響を受けやすいのが「股関節」。股関節を動かす機会が減って柔軟性が失われてしまうと、骨盤の歪みや下半身太りの原因になりかねません。そこで習慣に採り入れたいのが、ピラティスの簡単エクササイズ【ダブルレッグオープン】。“脚を大きく回す”だけと簡単にでき、股関節の柔軟性を高めることができます。
【ダブルレッグオープン】
仰向けになった状態で両脚を大きく回していくエクササイズです。体幹の強化にもつながるので、ぽっこりお腹の対策にも最適。また、脚全体の引き締め効果も期待できます。
(1)仰向けになって、ひざを曲げた状態で両脚を上げる
(2)ひざをまっすぐ上に伸ばす
▲つま先は自然な形でOKです
(3)息を吸ってお腹を薄くし、お腹を薄したまま息を吐きながら両脚を開き、円を描くように外側に回していく
(4)再び息を吸い、息を書きながら腰が浮かないようにお腹にしっかりと力を入れつつ両脚を閉じる
この(2)〜(4)を“1日あたり5回を目標”に繰り返し実践します。
|実践する際に注意するポイント
大切なのが「エクササイズ時の姿勢」です。脚を回すとき、上半身が不安定になったり、腰が浮いてしまったりするので、「腰が浮かないように、常にお腹に力を入れた状態」で行いましょう。また、脚を回す時は「お腹や股関節を使って回す意識を持つこと」もポイント。なお、脚を伸ばしたまま行うのが難しい方は、「少しひざを曲げて行う形」(下写真)でOKです。
▲脚を伸ばしたまま行うのが難しいなら、少しひざを曲げた状態でOK
▲脚を引き寄せ過ぎたり(上)、ひざを曲げ過ぎたり(下)するのもNG。股関節を直角に保って行うのがベストです!
運動不足で凝り固まった股関節が柔軟になるだけでなく、お腹や脚の引き締めにもつながるエクササイズです。しなやかなほぞ脚をめざすなら、ぜひ習慣化してみてくださいね。<text:ピーリング麻里子 photo:カトウキギ ピラティス監修:Minami(ストレッチピラティス専門店WECLEインストラクター/インストラクター歴4年)>