モデルルームのように美しく整えられたインテリアよりも、実用的でリアリティのあるリビングインテリアを知りたいと感じている方は多いよう。「ほどよくおしゃれ、何よりくつろげるリビングにしたい」そんなあなたに、今注目のインテリアキーワードをご紹介します。お手本にしたい実例集もぜひチェックしてみてください。
今、リビングに求められることは?
リビングは、ただおしゃれなインテリアであればOKでしょうか。以前は生活感のないモデルルームのようなインテリアを好む方も多かったよう。ですが長らく続く自粛生活のなかでリビングインテリアに求められることは、「くつろげる雰囲気と機能性」へと移っています。
リビングは職住融合の暮らしのなかで、機能的に使えるとともに「心からゆったりと過ごせる場」であることが重要なのです。
今回は、今リビングインテリアとして注目したいキーワードと、部屋づくりの参考にしたい実例集をご紹介します。
今お手本にしたいリビングインテリアのキーワード&実例集
1:「ワークスペース」のあるリビング
自宅で快適にテレワークをするために、ワークスペースをつくる方が増えています。書斎として個室を用意しなくても、リビングにスペースを確保して仕事ができる「小さな自宅オフィス」が圧倒的に求められています。
こちらのお宅のように、壁際にスリムなデスクを置けば部屋の様子やテレビなどが目に入らず集中しやすい環境づくりができます。デスクを壁の色と同色で揃えているので、限られた空間に家具を増やしてもすっきりとした印象を与えますね。
2:「美収納」のリビング
家族のモノが集まるリビングは、雑然と見えてしまいがち。快適に過ごせるリビングを保つためには、大容量の収納を備えておくのが近道に。こちらのお宅のように、家具を点在させるのではなく、壁面(一面)を収納として最大限活用するとたとえモノが多くてもすっきりと見せることができます。
リビングにあらかじめ備え付けられている造作家具がない場合は、カスタマイズ可能なユニット家具などを取り入れるとよいでしょう。
3:「パーソナルスペース」があるリビング
以前は大きなソファをひとつ置くなど、家族が集まって家族団らんの時間を過ごすスタイルがリビングの主流でした。でも最近では、ソファのほかにもひとり掛けチェアを置くなど「パーソナルなスペース」がいくつかあるリビングが人気のよう。
こちらのお宅のように、ソファの後ろにテーブルとチェアを置いて視線が交わらないレイアウトを取り入れるとプライベート感が演出できます。ほかにも、窓際やデッドスペースに好みのチェアを置いて「コージーコーナー」をつくるアイデアもおすすめです。