こんにちは、コスメ&メイクライターの古賀令奈です。肌は年齢とともに変わっていくもの。肌にあわせてメイクにも変化が求められますが、30代の頃のままと同じという方も多いのではないでしょうか。今回は、40歳を過ぎてから気をつけたいNGメイクと改善方法についてお伝えします。
NG1:ツヤ肌にしたはずが「清潔感に欠けるテカテカ肌」
ツヤ肌は若々しい印象を与えるものの、一歩間違えるとテカリに見えてしまいがち。とくに、汗ばむ季節はマスクによる蒸れも相まって、より崩れた印象になりやすいです。
このように、ツヤ感重視でパウダーを使わずメイクをすると、テカテカ肌にまっしぐら。トレンド感のあるツヤ肌に仕上げたつもりが、ただ清潔感を損ねてしまう結果になることも。
清潔感のあるツヤ肌にしたい日は、セミマットに整えておくことをおすすめします。全体をフェイスパウダーで抑え、Tゾーンはしっかりと重ねましょう。
今回使ったのは、敏感肌向けのiniks「リキッドファンデーション」20 オークル(税込3,300円)。のびやかなテクスチャーで摩擦ダメージが起こりにくく、マスクへの色移りも気になりにくいです。
フェイスパウダーはNARS「ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N」(税込5,500円)。小ジワや毛穴をカモフラージュさせ、ツヤと透明感をキープしたままテカリを抑え、サラサラの肌に整えます。
セミマット仕上げでも、最後にハイライトを塗ると、輝きが感じられながらも長時間キレイな状態が続きやすいです。
注意したいのが、ハイライトを入れる位置。スティックや練りタイプのハイライトは若々しいツヤ肌を演出してくれるものの油分が多めなので、マスクに当たる部位に塗ると崩れやすくなってしまいます。
マスクをしても見えやすく、なおかつマスクに当たらないCゾーンに入れるのがおすすめです。
使用したのは、コスメデコルテ「ディップイン グロウ クリームハイライター」01 pearl dew(税込3,850円)。上品な輝きで透明感のあるツヤを与えるパールカラーです。
NG2:気合を入れたら逆に…「くっきり目立つ目尻のシワ」
気合を入れてメイクをした日に、ふと鏡に映る自分を見ると、目尻のシワがくっきり目立っていたことはありませんか?
ファンデーションやフェイスパウダーをしっかり塗ると、逆に年齢が目立ってしまう可能性があります。
まず大切なのは、塗りすぎないこと。ごく少量のファンデーションで済ませられるように、顔全体に塗布した後のスポンジで軽くなじませる程度にしておきましょう。
塗るときは、シワをのばすように目尻の皮膚を引っ張った状態で。これでムラなく塗りやすくなります。
仕上げのフェイスパウダーを塗りすぎて乾燥しないように、粉もパフやブラシに残った状態のものを使ってください。このように塗りすぎと塗りムラを防ぐことで、目尻のシワが目立ちにくくなるでしょう。
NG3:老け見え、イタ見えまっしぐら?「下まぶたの締め色使い」
アイシャドウを塗るとき、下まぶたの目尻側にアイシャドウの締め色を入れていませんか?