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本当に彼でいい? 結婚前に「見極めるべきこと」

恋愛・結婚

神崎桃子(体験型恋愛コラムニスト)

女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は、結婚生活にまつわるアンケート。

■結婚相手に求めるのは「共働き」or「専業主婦」?

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ひと昔前は「結婚しよう」「俺についてこい」って言われたら、イコール「俺がまるっと食わせてやる!」って意味だったのよね~。だけど今では“寿退社”なんて言葉はほとんど耳にすることがなくなり、共働きスタイルの夫婦が増えてきている……。

やはり今どきの男性は、相手に「結婚しても働き続けてほしい!」と望んでいるのかしら? 今回は、こんなことをアンケートで聞いてみたよ。

Q.結婚相手には「共働き」か「専業主婦」どっちになってほしい?

共働き:69.9%
専業主婦:30.1%
※有効回答数163件

この数字を見る限り、結婚相手には専業主婦よりも“働く女性”を求めている男性が倍以上! くわしい意見を聞いてみましょう。

■「共働きをしてほしい」派

◇経済的余裕がほしい

・「若者の収入減や、将来の年金がもらえないかもしれないなどを考えると、働けるうちは働いて貯金しておくべきだと思うから」(30歳/小売店/技術職)

・「このご時世、夫だけが稼ぎに出て家族を養うのは無理な話だと思う。みんなで助け合うべき」(23歳/機械・精密機器/技術職)

生まれたときから日本の好景気を見てこなかった男性たちは、実に堅実的。それに比べて、20~30代にバブルを経験してきた男性は、年金のことなんて考えたこともないだろうなぁ。当時は「車がなきゃ彼女はできない」と、女ウケする車種をローンで購入! 女性の送り迎えは当たり前、クリスマスは夜景の見えるシティホテルでお祝い……。

しかし今では「男はこうするもの」「女にはこうするべき」の固定概念はぶっ飛び、職場においても「これは男の仕事、これは女の仕事」という線引きはなくなってきています。

しかし、ここで問題になるのは結婚における家事・育児の役割分担。「共働きをしてほしい」と望む男性には、立派なイクメンになってほしいものです。

◇社会とのつながりを持ってほしい

・「ずっと家庭内ではなく、外の社会を経験してほしいから」(25歳/その他/その他)

・「仕事を通じて社会とのつながりを持っておいたほうが、人生がより豊かになると思うため」(39歳/その他/事務系専門職)

この意見には神崎も賛同! 家庭だけに目を向けてしまえば、自然と社会的な常識やルールが薄れてゆくもの。また、前職の同僚や仕事を持っている友人たちと話が合わなくなり、次第に疎遠になってしまうことも……。

「専業主婦の人には、恋愛や仕事の悩みを相談しにくい」という女性も少なくないの。社会とかかわり続けることで、知識や話題はさらに豊かになることでしょう。

◇自立した女性でいてほしい

・「経済的ではなく、自立した女性で輝いていてもらいたいから」(29歳/その他/その他)

・「仕事をしている相手は輝いて見えるから」(35歳/医薬品・化粧品/技術職)

仕事を持つことで、女性は精神的に自立します! 経済的にプラスになることだけが働く目的ではないのです。向上心が高まるのはもちろんのこと、うまく周囲と合わせるための柔軟性や機転も身につきます。

そして男性にとって何よりありがたいのは、自立している女性には安心して頼れること。仕事の話や本音を言いやすくなり、夫婦間のコミュニケーションも取りやすくなるでしょう。年齢を重ねても、積み上げてきたキャリアで得たものは失われないのです!!

■「専業主婦になってほしい」派

◇子育てに専念してほしい

・「共働きのほうがいい生活はできると思うが、子どものことを考えると、どこかでしっかり手をかけられたほうがいい」(30歳/医療・福祉/専門職)

・「世の中物騒なので、子どもと少しでも一緒にいる時間が増えたほうが、相談の機会も増える。共働きはダメとは思いません。状況に応じて変わるかもしれないので」(24歳/小売店/販売職・サービス系)

専業主婦を望む男性たちが懸念しているのは「子どものこと」。誰でも子どもに寂しい思いはさせたくありません。しかし、この意見の男性たちは「自分の母親と同じことを妻にもしてほしい」という理由で専業主婦がいいと考えている可能性も。

女性に知っておいてほしいのは、彼が今いくら「俺は彼女を優先する!」と断言していても、男性は基本的に“お母さんが大好き”だということ。無意識のうちに自分の妻にも「母親がしてくれたこと」を求めている場合もあるのです。

結婚するなら、子育てに関することはなるべく早めに話し合っておくべきかも。子どもの育て方で揉める夫婦も少なくないんだから。

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