無料の会員登録をすると
お気に入りができます

[京都]2021年は10月も鴨川の川床が楽しめる! 木屋町の豆腐料理専門店「豆水楼」へ

京都の夏の風物詩「川床」。毎年5月1日~9月末に営業を行う鴨川の川床ですが、2021年は最長で10月末まで期間を延長することが決まっています。せっかく10月も楽しめるのであれば、この機会に“秋の川床”デビューしてみませんか。秋風が吹き抜ける川床は換気も万全で安心です! 今回は、そんな川床デビューにおすすめのお店をご紹介します。

木屋町の路地裏にたたずむ元お茶屋さんを活用

picture

高瀬川沿いに続く木屋町通は、京都屈指の飲食店街として知られていますが、エリアによってその表情はがらりと異なります。四条通よりも南の下木屋町エリアや、三条通より北の上木屋町エリアは、落ち着いた街並みが続きます。今回ご紹介するのは、そんな木屋町通にお店を構える「豆水楼」。

picture

木屋町通から玄関までのアプローチも、京都らしい細い路地が続き、ここを歩いているだけで、思わず期待がふくらみますね。

picture

こちらのお店の建物は、かつてお茶屋として使われていたもの。築120年以上の歴史ある建物で、店構えからもその貫禄が感じられますね。「元お茶屋の建物」も、「鴨川に面した路地裏のロケーション」も、京都ならでは。観光客の方に喜ばれること間違いなしです!

picture

建物は、お茶屋時代の姿をできるだけそのまま残しているそうで、美しい網代天井や、趣ある坪庭などが今も大切に残されています。お茶屋時代には、ここで京都の旦那衆が芸舞妓さんを呼んでお茶屋遊びをしていた…と思うと、とても贅沢な気分になります。

鴨川や東山の景色を楽しめる川床が10月も利用可能!

picture

広々とした川床がこちら。例年は50席ほど用意しているそうですが、2021年はコロナ対策で20席程度まで減らしているそう。通常でもゆったりとした空間ですが、今年はさらに贅沢な時間が過ごせそうです。

picture

お店がある上木屋町エリアは、四条大橋周辺のエリアと比べると、どこか落ち着いた雰囲気。エリアが違うといっても、歩いて移動できるほどの距離ですが、橋を渡ると雰囲気が変わるのがおもしろいですよね。鴨川やその奥に広がる東山の景色も、どこかのどかな感じがするのです。ぜひみなさんも、その違いを感じてみてくださいね。

豆腐と季節の食材を組み合わせたオリジナルの豆腐懐石

picture

こちらでいただけるのは、店名の「豆」からも分かるとおり、京都らしい豆腐懐石。献立によっても異なりますが、豆腐だけでなく、湯葉や豆乳なども使われています。豆腐懐石と聞くと、「シンプルな内容なのかな?」と思う方もいると思いますが、豆腐や豆乳だけでなく、旬の野菜や鮮魚もふんだんに盛り込まれ、彩り鮮やかです。
写真は、昼も夜も楽しめるコース「高瀬川」5775円の一例です。繊細な前菜や、汲み上げ湯葉のお刺身、赤味噌と白味噌を使った生麩田楽などが登場。もちもちの生麩田楽がお店の名物で、楽しみにしているファンも多いのだとか。このほか、季節のお刺身や焼物なども楽しめますよ。

picture

コースの目玉はなんといっても湯豆腐。国産大豆と天然にごりで仕込んだ自慢のおぼろ豆腐は、大豆本来の甘みが濃厚で、お塩のみでいただくと甘みも香りも際立ちます…! 夏期は冷しおぼろ豆腐ですが、10月以降は温かいおぼろ豆腐が登場。秋の川床で、ほっこり湯豆腐で温まる…なんて最高ですよね。

picture

そしてなんとこの湯豆腐、おぼろ豆腐はおかわり自由だそう! お店の方にお願いすれば、豆腐を追加してくれます。この特注の桶はお湯が温かい状態で保たれているので、常にホカホカでいただけるのもうれしいですね。

picture

元お茶屋の町家で、鴨川を眺めながらいただく豆腐懐石。ちょっと落ち着いて、京都らしい時間をしっとり楽しみたいときに最適な一軒です。さらに、体がほっこり温まる湯豆腐なら、秋風が心地いい川床にもぴったり。お店によって川床の営業スケジュールはことなりますが、豆水楼では10月24日ごろまでを予定。ぜひこの機会に足を運んでみてくださいね。

■豆水楼 木屋町店(とうすいろう きやまちてん)
住所:京都府京都市中京区木屋町通り三条上ル上大阪町517-3
TEL:075-251-1600
営業時間:11時30分~14時LO、17~21時LO(日曜、祝日は~20時30分LO)
定休日:不定休

●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ