こんにちは!日本茶インストラクターの伊藤尚哉です。飲むとほっこり、穏やかな気持ちになれる日本茶。種類や産地によって味わいが異なる日本茶の魅力をご紹介する連載。第4回目は、妊婦さんをはじめ、カフェインが気になる方でも安心の”カフェインレスのお茶”「京番茶」ご紹介します。
こんにちは!日本茶インストラクターの伊藤尚哉です。飲むとほっこり、穏やかな気持ちになれる日本茶。種類や産地によって味わいが異なる日本茶の魅力をご紹介する連載。第4回目は、妊婦さんをはじめ、カフェインが気になる方でも安心の”カフェインレスのお茶”「京番茶」ご紹介します。
小さな子どもや妊婦さんでもゴクゴク飲める「赤ちゃん番茶」
玉露や碾茶(てんちゃ:抹茶の原料の茶葉のこと)の茶摘みの後、大きな葉や枝を刈り落とし、それを蒸し、さらに強火で炒って作られたお茶のことを「京番茶」と言います。スモーキーな独特の香ばしさが特徴で、人によっては好みが分かれるお茶ですが、京都では普段使いのお茶として親しまれているお茶です。
そもそも京番茶をはじめとした番茶に使う茶葉は他のお茶に比べカフェインが少なく、さらに葉よりカフェインの少ない茎や枝なども使っているため、他のお茶に比べカフェインが極端に少ないのです。そのため赤ちゃんが飲んでも安心なことから「赤ちゃん番茶」とも呼ばれ、京都では昔から赤ちゃんや病気の方に良いお茶と伝えられています。
中でも流々亭の「赤ちゃん番茶」はクセがなくさっぱりとした優しい甘みがあり、苦味や渋みがないので、小さな子どもでもゴクゴク飲めるような味わいです。
1回分(3g)が小分けになったティーバッグなので使い勝手もよく、お茶缶への移し替えがいらないチャック袋になっているのも嬉しいですね。
赤ちゃん番茶の美味しい淹れ方
忙しい時でもサッとできる、赤ちゃん番茶の美味しい淹れ方をご紹介します。この方法なら、1つのティーバッグで赤ちゃんとお母さん2人分を淹れることができます。
まず、赤ちゃん用のマグにティーバッグを入れ、お湯を注ぎます。これは最初に淹れた方が味が薄く、2煎目に淹れた方が味が濃くでやすいため。味が濃いと嫌がって飲めない赤ちゃんもいると思いますので、赤ちゃん用には最初に入れるとよいでしょう。
1分ほど待って色が付いてきたらティーバッグを取り出して、お母さんの湯のみに入れてお湯を注ぎ、また1分程度待ってしっかりと味を出します。
赤ちゃん用には氷を入れて、常温以下に冷ましてから飲ませてあげます。
緑茶のように時間が経っても渋みが出ないので、その日に飲める分くらいは作り置きしておいても味が変わらずおいしく飲むことができます。
普段あまり見かけることのない「京番茶」ですが、ティーバッグタイプなら淹れ方も簡単で、赤ちゃんからお年寄りの方、そして妊婦さんやカフェインが気になる方も安心して飲むことができます。
かわいいパッケージなので、妊婦さんや赤ちゃんのいる方への贈り物やちょっとした手土産にもぴったりです。