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肩コリ、冷え症は“ワキもみ”で解消! ワケはリンパにあり!

たくさんの筋肉が重なっていたり、リンパ節が集まっていて大切なのに見逃されがちな“ワキ”。ここが詰まっていると体にさまざまな悪影響が。ワキをつまむと痛い人は、経絡整体師の朝井麗華さん直伝の“ワキもみ”を試してみて。ワキが開通すると、体調もルックスも変わります!

肩コリや冷え症の人はワキがカチンカチン!?

「以前、クライアントの方に“朝井さんほどワキを重点的にケアする整体師はいない”と言われたことがあるんです」

経絡整体師の朝井麗華さんは、その言葉に衝撃を受けたそう。

「これまで私は、当たり前のようにワキを攻めていましたから。逆にワキをケアせずにどうやって肩コリなどの症状を改善するんだろう? と驚いた記憶があります」

肩が凝ると、多くの人は肩に手を置いてそこをもみほぐそうとするけれど、実はワキをほぐした方が断然効果的なのだとか。

「肩コリや冷えがひどい人のワキを触ると、カチンカチンに膨らんでいます。ワキはデリケートな場所でみなさん隠そうとしますが、首や肩のコリ、冷えや肌のくすみなど、健康にも美容にも影響を与える部位。もっとフォーカスされてもいい部位なんです」

健康にも美容にも効く“ワキもみ”、その驚きのご利益とは?

どうしてワキが大事なの?

【理由1:ワキは筋肉のスクランブル交差点!】
ワキには、大円筋や前鋸筋、肋間筋など多くの筋肉が集まっている。「それだけでなく、体の表の大胸筋や裏の広背筋などとも接していて、体の前と後ろを繋ぐ大事な部位です。さらに老廃物を流すリンパ節が集合しているし、関節まである。体の中でこんなにいろいろな要素が詰まっているところは他にありません」

【理由2:現代人特有のコリの原因がここに集中】
掃除道具の進化で雑巾がけをしなくなったり、デスクワークが増えて、猫背で過ごす時間が長くなるなど、肩関節を大きく動かす動作や、ワキを伸ばす機会が減った私たち。「同じ姿勢で過ごす現代人は首、肩、ワキの血液やリンパの流れが滞りがち。私はこれを現代人特有の“現代コリ”と呼んでいます。筋肉は筋膜という薄い膜に包まれています。前出のように、いろいろな要素が詰まっているワキは筋膜がよじれやすく、動かさないことでさらに“現代コリ”が生じやすいんです」

【理由3:ワキの詰まりはカラダのトラブルのもと】
血液やリンパの流れが滞り、ワキが詰まると、全身に悪影響が。「血液の流れが悪くなることで、肩コリはもちろん、肌のくすみ、冷えなどの症状が生じます。リンパの流れが滞ることで免疫力が低下することも。また外見的には、ワキまわりの筋肉が硬くなってバストの位置が下がったり形が悪くなります」

【理由4:ワキの開通が循環、代謝UPの原動力に!】
ワキもみで筋肉や筋膜をほぐし、血液やリンパの流れを促せば、代謝も良くなり免疫力もアップ。さらに、「ワキは胸や肩、首と繋がっています。これらの筋肉がほぐれて弾力が備わることで女性らしいふっくらしたバストになります。血液循環が良くなって栄養が運ばれることでサイズもアップ。さらに口角も上がるなど、ルックスにもうれしい効果が」

ガチガチの筋肉と筋膜をほぐすための基本のワキもみ&筋膜ほぐし(毎日、全種目)

【まずは、ワキをすりすり】

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ワキ全体:ワキが詰まっている人は、ワキの下にお団子のようなカチンカチンの膨らみが。これをほぐすために、まずワキをすりすり撫でます。

親指以外の4本の指の腹をワキの下に当てて、500円玉サイズのサークルをくるくると描く。右回りで5回転したら、次は左回りで5回転。逆ワキも同様に。

【ワキの後ろをつまんでほぐす】

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大円筋、小円筋:いきなりワキまわりの筋肉にアプローチするのではなく、よじれた筋膜をほぐすことからスタート。筋肉と筋膜を指で挟んでキープ!

指先でなく指全体を面にして挟み込む。挟む位置をずらして3か所で行う。各10秒キープ×3セット。逆ワキも同様に。

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親指をワキの凹んだ部分にズブッと差し込む。

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残りの指4本を肩甲骨外側に当て、ワキの後ろ側の筋肉を挟む。

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親指の位置は変えず4指を回転させ、指2本分ずつ上にずらす。

【ワキの前をつまんで、そのまま腕回し!】

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大胸筋:今度はワキの前側の筋肉と筋膜にアプローチ。やはり指でしっかり挟んでキープ。最後は腕を大きく回してリンパ節を刺激します。

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