自分にとって大切なものを選び、適正量で暮らす部屋は、驚くほど快適なものです。しかし、自分事として実践する難しいですよね。今回はシンプルな暮らしを送る人たちが、普段から心掛ける「収納ルール」をご紹介します。少し意識を変えるだけでも、すっきりした部屋に近づくことができますよ。
その1:「さっと取り出せる量」を目安にする
クローゼットや食器棚、冷蔵庫。入る分だけ、ぎちぎちに詰め込んでいませんか?
100%に物を詰め込むと、探すのも、片付けるのも一苦労で、プチストレスが溜まります。
シンプルに暮らすためには、収納力全体の「6~8割まで」の量にとどめることが大切。
クローゼット収納なら、「着てない現実に向き合うこと」が量を減らすコツです。毎シーズン、着なかった服を選別し、着なかった理由を考えてみましょう。面倒なようですが、だんだん自分の着る服の条件が見え、必要な物だけが残ってきますよ。
その2:「買い足す」のではなく「買い換える」をルール化する
家具や洋服などを買うときに心がけたいのは、新しく買ったら、今まで使っていた物をひとつ減らすこと。
どんどん買い足していくと、場所を取るばかりか、本当は何が必要なのかまで分からなくなってしまいます。
とくに引越しの直後は「足りない物」に目が行きがち。「これは必要だ」という先入観を捨て、新しい暮らしに合わせて、物を減らしたり買い替えたりすることも、すっきりした暮らしに近づく方法です。
大事に使っていたものは、意外に高値で買い取ってもらえることも多いです。古着買取や、リサイクルショップなどを上手に活用しましょう。
その3:収納スペースを増やさない
物が多くて入りきらないとき、新たに収納場所を増やそうと考えてませんか?
「収納スペースに入らないから処分しよう」ではなく「収納場所を増やそう」と考えると、なぜか荷物の量も同じだけ増えてしまい、逆に散らかってしまいがち。
物が入らなくなったときこそ、見直しのチャンス。不必要な物を整理するようにしましょう。
その4:収納をオープンにしてみる
クローゼットの奥や、食器棚の奥など、死角になっている場所には、いつか使うかも…という「死蔵品」が溜まっていきます。
壁にかけたり、扉をとりはずしたりして収納をオープンにしてみるのも、物を減らすにはうってつけ。
強制的に目が行き届く仕組みを作ると、自分が持っている物の量が把握でき、不思議と部屋が片付きます。
賃貸で扉を外すのが難しい場合、見せる収納にしてしまうのも手です。「ここに収まる分だけにする」と決めることで、買いすぎの予防にもなりますね。
シンプルな暮らしは、片付けや家事の手間を省き、生活の負担を減らすことにもつながります。大掃除の時期は、物を手放す絶好のチャンス。納得しながら物を減らすことで、自分に本当に必要な物を見直していきましょう。
photo / goodroom journal
新しい部屋で、はじめよう。goodroom journal