自分の顔の形にコンプレックスを持っている。そんな相談を美容師さんにしたことがある方も多いと思います。美容師さんは一人一人の悩みを聞き、その悩みを解消するようなヘアスタイルを提案してくれます。本当に似合うヘアスタイルを見つけるためには自分のコンプレックスと向き合い、自分自身でも考えながら探していかなければいけません。今回は面長さんに向けて、面長解消テクニックをご紹介します。
【面長はショートが似合わない?】
面長が目立つからショートにしないほうがいい。そんなことを聞いてショートヘアに挑戦できないでいる方もいると思います。でも少しのデザインの工夫で面長さんにも似合うショートヘアを作ることは可能です。面長さんに似合わせるためのテクニックをご紹介します。サロンでのオーダーの際に参考にしてください。
ひし形を意識する
シルエットを考える時に意識したいのがひし形です。ひし形をベースにシルエットを作ることでバランスが整います。面長さんの場合は縦に長く横が細い形なので、トップの高さはあまり出さずに、サイドのふくらみを持たせることでバランスが良くなります。バングは長めのセンターパートのようなおでこが出るバングを避け、下ろした状態で作るのがおすすめです。
横幅をだす
面長さんがひし形のシルエットを作る為にサイドのボリュームを出すとご紹介しました。横幅を出す方法としてはカットでサイドに丸みが出るグラデーションを入れる、顎ラインまたはノーズラインで動くレイヤーを入れ動きを出す、バングをワイドバングで作るなどがあります。これらの方法は目線が外側に向き、印象が横長に近づきます。物理的にもアウトライン、インラインが横に広がる為、面長さんに効果的です。
前髪を工夫
ここではバングに注目してご説明します。バングの幅は基本的に黒目の外側の幅で作るのが自然な幅と言われています。それよりも狭ければ顔が細く見え、広ければ顔が広く見えます。面長さんの場合は広めの幅でバングを作るほうが似合わせやすくなります。ただ似合うバングが分かっても好みに合わなければ意味がないですよね?幅の広いバングが好きじゃない場合は、重さを重めにする、長さをやや長めに残すなどで幅を広くしなくても面長さんに似合わせることができます。
パーマもチャレンジ
パーマは顔の形をカバーするための方法としては特に効果的な方法です。髪質によってはカットでサイドに丸みや動きを出そうとしても、ペタッとしてしまいなかなか難しい場合があります。そんな時にサイドにワンカールもしくはウエーブをかける事でボリュームと動きを加えられます。内巻き、外巻きの毛先の動きも計算してつけることができるのでスタイリングも楽になります。
【面長さんにおすすめショート&ショートボブ】
面長さんに似合わせる方法が分かったところで、面長さんにおすすめなショートヘア、ショートボブへアをご紹介いたします。ご紹介したテクニックが使われているスタイルなので、どのスタイルもバランスがいいものになっています。実際にどんなスタイルであれば自分に似合うのかを想像しながらご覧ください。
ストレート
ストレートスタイルは頭の形が出やすくカットで似合わせていく必要があります。バングは幅広め、インサイドも遠心的なカットラインにして横幅を広く見せます。アウトラインもショートであれば毛先を軽くして動かし、ボブであれば丸みを出すなどのテクニックで似合わせていきます。髪質によってはブローやアイロンワークでスタイリングしていきましょう。
ウェーブ
パーマやアイロンでウエーブをつけたスタイル。髪の毛に動きとボリュームを出すことができます。軽さや透け感を作れるので、硬い髪質の方におすすめです。
マッシュ
マッシュスタイルはシルエットが丸いスタイルで、かわいらしい印象を与えられるスタイルです。サイドに丸さを作ることができるので、顔の形もしっかりカバーできます。丸みのあるバングも幅広めで作ります。