引っ越しシーズンになり、ワンルームなど狭い部屋で暮らし始める方も増えるのではないでしょうか。今回は、限られた空間でも家具を置くことを諦めたくない方にぴったりの、「薄型家具」の魅力やインテリア実例などをご紹介します。
薄型なら置きたい家具を諦めなくていい?
暮らしやすさのために家具を置きたいけれど、狭くて無理と思っているなら、「薄型家具」を検討してみてはいかがでしょう。奥行きが浅い、スリムな家具なら小さな部屋にも置きやすく、通常サイズの家具に比べると場所を取りません。
家具の少ないさっぱりとした部屋もシンプルで素敵ですが、暮らしやすさや居心地のよさをアップさせるなら、ほどよく家具を取り入れたいもの。これからご紹介する薄型家具を参考に、あなたも自分らしく部屋をアレンジしてみてはいかがでしょうか。
【家具別】便利に使える薄型家具を選ぶポイント
1:【シェルフ】薄型でも収納力があるタイプがおすすめ
スリム家具で収納力を求めるなら、高さのあるタイプを選ぶと空間を有効に使えます。こちらの部屋では、「イタリアの電車の中にある荷物を置く台」をコンセプトにデザインされた「DUENDE」のシェルフ。立てかけるだけなので、省スペースで棚を設置することができます。
木の質感と細いスチールのコンビネーションが素敵なワゴン。こちらは作家さんにお願いして作ってもらった家具なのだそう。奥行きが浅くコンパクトに置けるのに、棚板の高さが絶妙に計算されているので、バッグやアクセサリー、小物だけでなくディスプレイコーナーとしても活躍しています。
2:【デスク】奥行きが浅くコンパクトなタイプを
仕事がはかどるワークスペースには、デスクが欠かせません。でも、狭い部屋では置くことを諦めていませんか。ダイニングテーブルやリビングテーブルなどを代用することもできますが、長時間になると疲れてしまうことも。小さくても「仕事場」ができれば、リモートワークのオンオフの切り替えにも役立ちます。
奥行きが浅く横幅もコンパクトなデスクなら、部屋のコーナー部分などを使いすっきりと置くことができます。チェアは背もたれがあるタイプの方がラクな姿勢で過ごせますが、部屋を狭く感じさせてしまうことも。スツールはデスクの下にすっきり収まるのが魅力です。また座面の形状にこだわれば、背もたれのないスツールでも座り心地のよいアイテムはあります。座面デザインにこだわった「デザイナーズチェア」も視野に入れて、お好みのタイプを探してみてはいかがでしょうか。
3:【ベッド】セミシングルベッドがおすすめ
シングルベッドを置くことが難しい場合は、「セミシングルベッド」を選んでみては。横幅がスリムなため、こちらの部屋のように縦長の部屋でもコンパクトに置くことができます。
4:【洋服収納】ハンガーラックや引き出し収納もスリムタイプに
洋服収納も、できるだけコンパクトに置きたい場合はスリムなハンガーラックを選んでみてください。重たく見えがちなスチールラックも、細めのシルエットでつくられたタイプなら、圧迫感を与えません。
立てかけるタイプのハンガーラックは、玄関などの小さな空間にもすっきりと設置することができます。こちらはtowerのスリムコートハンガー。外で着たアウターの一時置きにするなど、便利に使えますよ。
畳んで収納する衣類は、引き出し収納を取り入れると使いやすくきれいにまとまります。こちらの部屋では、無印良品のポリプロピレンケースを洋服収納として使っています。モジュール設計でつくられているため、サイズ違いの引き出しケースを買い足してもスタッキングできるのが魅力です。
5:【靴収納】背の低い圧迫感のないタイプを
靴箱が小さい場合、置き型の靴箱を買い足すなら、斜めに収納するタイプを選ぶのがおすすめです。奥行きが浅いため、玄関のちょっとした窪みにもぴったり収まります。