整理収納コンサルタントの春名陽子です。家族に「あれどこ?」と聞かれ、イライラしてしまった経験はありませんか?モノは自分だけが管理する必要は全くなく、一緒に住む家族にも管理意識を持ってもらう事が大切です。そこで今回は、家族全員がモノの場所を把握するための「5つのコツ」についてご紹介していきます。
定位置の決定
引っ越した際や新しいモノを買った際、場所を決めきれないまま今に至る…というご家庭は多いですよね。
まずは、全てのモノに定位置を設ける事が大切です。家族に「あれどこ?」と聞かれないよう、定位置を決める際に気をつけたい事が以下2点です。
①家族で決める
特に、使用頻度の低いモノや使う用途が限られているモノは、どこに置いたら認識しやすいか家族に相談してみましょう。
家族に意見をもらうことで、家族の管理意識も芽生えます。
②使う場所を意識する
使う場所と収納場所を近くにすると、モノの場所を把握しやすくなります。
我が家では、実家での置き場所の習慣からガムテープを玄関に収納していましたが、一緒に使うペンやハサミの近くに移動したところ、家族に「ガムテープどこ?」と聞かれる事がなくなりました。
このように、以前からの習慣で配置を決めてしまっている場合があります。家族がモノの場所を想定できるような配置を意識しましょう。
ゆとりある収納
家族がモノの場所はわかっているはずなのに、探しきれずに「あれどこ?ここに入ってる?」と聞いてくる事はありませんか?
原因として考えられるのは、モノがぎゅうぎゅうな状態であることです。使っていないモノを取り除き、使っているモノだけを収納しましょう。
また、収納したいモノに対し収納場所が小さすぎる場合もモノの把握が難しくなります。
その場合は、収納場所自体を見直すことも検討しましょう。
わかりやすい収納
収納を工夫していると、綺麗な収納を目指してしまう場合があります。もちろん綺麗な収納はテンションがあがりますが、何よりわかりやすい事が大切です。
ケースに入れすぎていないか・蓋は本当に必要か、モノを取り出すまでのアクション数を少なくすることでわかりやすい収納が叶います。
情報共有
ライフスタイルの変化等によってモノの場所を変える事があると思います。モノの場所を変える時は、必ず家族にも伝えるようにしましょう。
自分だけがモノの場所を把握し、家族に場所を聞かれるのはストレスが溜まってしまいます。
家族にもモノの場所を把握してもらうためには、「情報共有」が欠かせません。
ラベリングのコツ
モノの位置を把握するためのラベリングですが、モノの入れ替えがある場合は手書きでも十分です。
中身に変更があった際にすぐ書き替えできる状態にし、常にラベルと中身が合うようにしましょう。
ラベルと中身があっていないままだと、家族もモノの場所を把握できなくなります。