頭金の金額はいくらが最適?
頭金は10~20%程度を用意するのが一般的といわれているものの、実際は頭金なしで住宅を購入する人も多い状況です。ただし、前述したように、頭金がなければ金利が高くなり、毎月の返済額が多くなる可能性があります。
最適な頭金は世帯によって異なるため、ライフプランや家計の状況を考えて決める必要があるでしょう。
貯蓄をすべて頭金として支払ってしまうと、その後の生活が苦しくなるかもしれません。状況の変化に対応するためにも、毎月の生活費の3~6ヶ月分は緊急用の貯蓄として残しておくとよいでしょう。
子どもの学費や退職後の生活費など、今後必要となる資金を考慮して頭金の金額を決めることが大切です。
まとめ
マイホームの頭金は物件の購入金額の10%~20%くらいまでが目安といわれています。ただし、実際には頭金なしでマイホームを購入する人も少なくありません。
無理に頭金を支払って生活が苦しくなる状況は避けたほうがよいですが、頭金なしでも不動産会社に支払う仲介手数料や住宅ローン手数料などの諸費用はかかります。
そのため、金利や毎月の返済額、頭金を支払った残りの貯蓄額などを把握したうえで、「頭金が必要かどうか」を慎重に判断しましょう。