ダイエット中は、朝食の内容が大切となります。忙しくて時間がない朝ですが、手軽に食べられる食べ物やメニューをご紹介しているので、ぜひダイエット中に意識して食べてみてくださいね!
ダイエットに「朝食」が大切な理由
1. 筋肉をつけやすい
朝食にたんぱく質を摂取すると、筋肉を増加させるのに効果的であることが、早稲田大学の研究によって報告されています。
痩せやすい体づくりのために、基礎代謝量は高いほうが良いですが、基礎代謝量は筋肉量に比例します。そのため、筋肉をつけるために朝食にたんぱく質を含む食事をすると、ダイエットに役立つと考えられます。
2. 血糖値の急上昇を抑えられる
朝食を抜くと、前日夜から絶食の状態が長く続くため、次に食事をしたときに「どか食い」や「早食い」をしてしまう恐れがあります。
すると、血糖値が急上昇するため、元に戻すためにインスリンが過剰に分泌されます。インスリンは、余分な血糖を体に脂肪として蓄える働きもあるため、太る原因になります。
朝食をしっかり食べることで、血糖値の急上昇を抑えることができるため、ダイエットにも役立ちます。
3. 便秘予防に役立つ
朝一番は、腸の動きが活発であるため、朝食を食べることで排便を促すことができます。
便秘になると腸内環境が悪くなり、必要な栄養素の消化・吸収や、老廃物の排出をスムーズにおこなえなくなるため、代謝が低下します。
朝食を食べて便秘を予防することで、代謝を上げ、痩せやすい体をつくることができます。
ダイエット中におすすめの朝食【食材&メニュー例】
1. 大麦
大麦には「セカンドミール効果」があります。セカンドミール効果がある食べ物を摂取すると、次の食事で食後の血糖値上昇を抑えられるとされています。
大麦の場合は、例えば朝食で大麦を摂取すると、昼食も夕食後も血糖値上昇を抑える働きがあるのだそう。そのため、「大麦ご飯」や「大麦サラダ」「大麦入りスープ」などを朝食に食べて、1日を通して血糖値上昇を抑え、ダイエットに役立てましょう。
2. めかぶ × 納豆
めかぶにも、セカンドミール効果があることが報告されています。また、めかぶには豊富な水溶性食物繊維が含まれているため、便秘解消に役立ちます。
食物繊維は、腸内で善玉菌のエサとなる「プレバイオティクス」です。善玉菌そのものである「プロバイオティクス」と一緒に摂取すると、より腸内環境を整える効果が高まるといわれています。
そのため、納豆菌が含まれる「納豆」と組み合わせて食べるのがおすすめ。めかぶも納豆も手軽に食べることができるため、朝食に向いているといえますね。
3. ツナ × 卵
ツナも卵も、たんぱく質が豊富な食べ物です。また、ツナにはオメガ3脂肪酸が含まれており、脂肪を燃やす働きがあるのだそう。
オメガ3脂肪酸は青魚などに含まれていますが、魚は下処理や調理が手間なのがデメリットかと思います。その点、ツナであれば手軽にオメガ3脂肪酸を摂取することができます。
ツナと卵を組み合わせて、「ツナ入りスクランブルエッグ」などのメニューを、朝食にいただきましょう。