「会社員」と「フリーランス」、働き方の具体的な違いは?fumumu取材班が経験者に聞いてきました!
多様な働き方が増えてきた昨今。「自分は会社員に向いている? それともフリーランス?」と、将来のことで悩んでいる人も少なくないようです。
今回は、会社員とフリーランスの働き方の違いについて、経験者に聞いてきました!
①自己管理ができるなら…
「去年からフリーランスとして活動を始めたんですが、自分でスケジュール管理ができる人なら、この働き方はピッタリだと思います。仕事量や納期、勤務時間や休日など、すべてが自分の采配で決められるから。
会社員時代、私は決められたルールに従うのがとても苦痛だったので。今の働き方が、自分の性格に合っていると感じますね。
反対に、多少のルールがないとダラけてしまったり、納期を守れそうもない人は、会社員のほうが向いていると思います。会社の後ろ盾がないフリーランスは、納期を破るなどして信用を失うと、サクッと仕事を切られることも珍しくありませんから」(30代・女性)
②スピード感を求めるなら…
「社員数が多い会社で数年働いて、今はフリーランスとして活動をしています。会社員時代と違うのは、仕事を進めるうえでのスピード感の違いですかね。
私は、基本的にはひとりで仕事を進めているので、『もっとこうしたほうがいいかも?』と思ったら自分の判断でチャレンジすることができます。クライアントに提案したいことがあったら、その場ですぐにメールを送ることもできるし。
会社員時代は、先輩に相談して、上司に報告して、内容によってはさらに上の上司に相談して…と、ゴーサインをもらえるまで時間がかかることも多かったです。仕事のスピード感を求めるなら、フリーランスは向いているんじゃないでしょうか」(20代・女性)
③団結感を得たいなら…
「私は一時期フリーランスとして働いて、数年後にまた会社員に戻りました。フリーランスの仕事も楽しかったけど、私の場合は誰かと協力して仕事をするほうが向いていたんです。
もちろん、フリーランスも周囲との協力は必要不可欠だけど…同じ会社で働く人同士が一喜一憂しているのを見て、羨ましくなって。仕事の愚痴を言い合ったり、仕事終わりに飲みに行ったり、そういう仲間が私もほしくなったんですよね。
フリーランスは自由なイメージがあるけど、ひとりで仕事をする孤独感もあると思いますよ。組織としての団結力を感じたい私みたいなタイプは、会社に属して働くほうが達成感を得やすい気がします」(30代・女性)
「会社員」「フリーランス」と一概に働き方をまとめるのは難しいですが、実際に経験している人の声を聞くことで、参考になる部分も多そうです。
近くにヒアリングできる人がいるなら、率直な疑問を投げかけてみるのもいいのではないでしょうか。