まもなく訪れる七夕。天の川を挟んで輝く二つの星、織姫と彦星が年に一度会うことを許されているという星まつりの日ですね。今回はそんな七夕にちなみ、天の川や輝く星、願いを書いた短冊などをモチーフにした、七夕にぴったりな和菓子を4品ご紹介します。
美しい折箱に入った七夕の冨貴寄
まずご紹介するのは、創業から130年を誇る「銀座菊廼舎(ぎんざきくのや)」の「お江戸の折箱(七夕)」。
銀座菊廼舎の看板商品である「冨貴寄(ふきよせ)」は、和風クッキーや金平糖、落雁などの干菓子がぎっしりと缶に詰まった商品で、色とりどりの美しさや日持ちがすることから、手土産として人気があります。こちらは、「冨貴寄(ふきよせ)」の七夕バージョンで、缶ではなく折箱に入っている商品。
美しい折箱の蓋を開けると、目に飛び込んでくるのは、織姫と彦星が描かれた打ち物に、ハート型の和三盆糖、星のラムネなど。七夕にふさわしいモチーフが目にも楽しませてくれます。
和柄の模様が美しいパッケージは、贈り物としても喜ばれそう。六角形の折箱は、職人が手で折って仕上げているそうです。
お江戸の折箱(七夕)
1,512円(税込)
愛らしい5色の和三盆糖「星の雫」
次にご紹介するのは、愛知県半田市にある老舗和菓子店「松華堂」が作る「星の雫」。希少な高級砂糖である「阿波和三盆糖(あわわさんぼんとう)」を5色に染め、小さなサイコロ状にした干菓子です。
七夕には願い事を書いた5色の短冊を笹の葉に飾るという風習がありますが、もともと七夕は、5色の糸を飾り、機織りや裁縫の上達を願う行事でした。その5色の糸をモチーフに、星が雫のように降ってくる情景をイメージして作られたのが、こちらの「星の雫」です。
口に運ぶとすーっと溶け、深みのある甘さが口の中に広がる一品。七夕の幻想的な夜空を思い浮かべながら頂きたいお菓子です。
星の雫
30個入 1,080円(税込)
栗菓子の名店が作る栗あんを包んだ練り切り
続いてご紹介するのは「小布施堂(おぶせどう)」の「七夕」。小布施堂は、栗の郷(さと)として知られる長野県小布施町で、100年以上にわたって栗菓子を作り続けている老舗です。
栗鹿ノ子などの伝統的な栗菓子だけでなく、最近ではモンブランも人気がある小布施堂ですが、栗あんを使った生菓子もお勧めしたい商品です。
上品なパステルカラーが美しいこちらの「七夕」は、七夕の節句に、願いを込める短冊をモチーフにした生菓子。
水色・薄紫・白の練り切りを薄く延ばし、栗あんをくるりと包んだ意匠で、上部にあしらわれた氷餅(こおりもち)と金粉が、天の川ときらめく星を思い起こさせます。
口どけのよい練り切りとなめらかな栗あんの一体感。風味豊かな栗を使った生菓子は、栗菓子専門店ならではの味わいです。
七夕
357円(税込)
取扱店舗:小布施堂本店、MIDORI長野店、ながの東急百貨店、伊勢丹新宿店(小布施堂Shinjuku)、松坂屋名古屋店、阪急うめだ本店
販売期間は2022年7月7日まで。
※オンラインショップはセット販売のみとなります。
季節の生栗菓子【水無月】8個入 2,992円(税込)、12個入 4,094円(税込)
販売期間は2022年7月2日まで。
天の川をモチーフにした美しい琥珀羹
最後にご紹介するのは「とらや」の「天の川」。天の川の両岸にみえる、牽牛星(けんぎゅうせい)と織女星(しょくじょせい)が、年に一度7月7日に出会うという七夕にちなんで作られた生菓子です。
緑の琥珀羹(こはくかん)に斜めに配された白の煉羊羹(ねりようかん)。その周りに白いごまが散らされ、天の川と星を表現しています。モダンなデザインですが、初出年代は大正7年(1918年)というから驚きます。
見た目にも涼やかで、洗練された七夕のお菓子。販売店舗は東京・京都の生菓子販売店に限られますが、七夕の期間にぜひ味わいたい一品です。
天の川
540円(税込)
※販売期間は2022年7月1日~7月7日。取扱店舗は公式サイトにてご確認ください。