効率良く脂肪燃焼を促すなら、朝に身体を動かすのがベストなんです。本格的な活動が始まる前に代謝が高まることで、1日トータルの消費カロリーがアップしやすくなると言われています。そこでトレーナー歴10年の東急スポーツオアシススタッフが、朝にオススメのトレーニングメニューをご紹介します。
朝筋トレの効果と注意点
朝に筋トレを行うと、1日の早い段階で身体が温まります。そのため、1日の総合的な脂肪燃焼力がアップするのです。また、適度なトレーニングには、集中力を高める効果があると言われています。そのあとの本格的な活動(仕事やお出かけなど)に、すっきりとした気持ちで臨むことができますよ。
メリット満載の朝トレですが、注意点もあります。体温が上がっていないため、自分の限界を超えるような激しい運動は避けてください。徐々に身体を目覚めさせていくのが◎です。
今回は上記のポイントをおさえた、代謝アップを狙いつつ、ゆるっと行えるエクササイズメニューを考えました。ちょっとだけ早起きをして、トライしてみてくださいね。
股関節と肩甲骨のストレッチでウォーミングアップ
まずは、目覚めたばかりの身体をほぐします。特に、肩甲骨の周囲にはインナーマッスルが多数存在しているんです。この深部の筋肉を刺激することで、脂肪を燃やしエネルギーに変えやすくなると言われています。しっかりと温めていきましょう。
ストレッチの手順
1. 足を左右に大きく開いて、膝の上に手を置きます。
2. 肩を斜め下に押し込むイメージで、片側に体重を乗せましょう。
3. 身体の向きを変えて、それぞれ30秒ずつストレッチしてください。
お尻の外側に力を入れて、できるだけ膝を外に広げるとより良いですね。内ももから股関節までがググッと伸びていることを意識しましょう。
お腹の深部を刺激する「ドローイン」
ドローインは、お腹の中の深部にある「腹横筋」を使って腹部をへこませるトレーニングです。寝たままでも、座ったままでもできるので、ちょっとした隙間時間に行うのもいいですね。
トレーニングの手順
1. 大きく息を吸い、お腹を膨らませましょう。
2. お腹が限界まで膨らんだら、ゆっくりと息を吐き切ります。
3. お腹が凹んだところで、5秒ほどキープしてください。1セット10回を目安に取り組みましょう。
忙しい毎日を送っていると、呼吸が浅くなりがちです。意識的に腹式呼吸をすることで、リラックス効果も期待できますよ。
「カーフレイズ」でふくらはぎを鍛える
ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれている、大切な部位です。鍛えることによって血行促進や冷え・むくみの改善が見込めます。スラリとした脚のラインを演出するためにも、しっかり刺激しましょう。
トレーニングの手順
1. 椅子の背もたれに手を添えて、両足を肩幅程度に広げて立ちましょう。
2. 手でバランスを取りながら、両足のかかとをしっかり上げてください。
3. その状態で一瞬キープしてから、ゆっくりと踵を下ろします。10回を目安に動作を繰り返してください。
親指の付け根で地面をグッと押すイメージで行えるといいですね。慣れてきたら、片足ずつ行うのもいいでしょう。より負荷が高まり、効果的なエクササイズになります。
以上、代謝アップのために朝にトライしたいエクササイズメニューをご紹介しました。
少しだけ早起きをして、心と身体に良いことをすると気分も上がるはず。気持ち良く1日をスタートさせるためにも、朝筋トレを続けていきましょう。
photo / 東急スポーツオアシス,shutterstock
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