小学生の子供が嘘をつくようになったと悩む投稿者。辛辣なコメントも寄せられるなか、マツコさんのコメントが注目を集めました。
8日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)に、タレントのマツコ・デラックスさんが出演。
子供が嘘をつくようになったら、親としてどうすべきか…という問題について持論を展開し、反響を呼んでいます。
■「宿題やった」と嘘をつく子供
同日の放送では、ネット掲示板に寄せられた子育てに関する相談を取り上げた記事を紹介。
投稿は、「小2の娘が夏休みの宿題をやっていないのに、宿題カードに『やった』と嘘を書いていました。平気で嘘をついて『やったもん!』と言い張っています」というもの。
親としてどう対応すべきか意見を求めるこの投稿には、「あまりうるさく言わず見守る」という声や、「一度痛い目に遭わないと、今後も嘘を吐き続ける」という辛辣なものまで、様々な意見が寄せられたといいます。
■マツコ、辛辣な書き込みに苦言
この問題についてコメントを求められたマツコさんは、しばらく手元の資料を見ながら沈黙。
そして、「いやさ、これ…『一度痛い目に遭わないと、今後も嘘を吐き続ける』とか書く人って、たぶん言ってる人がロクでもない人なんだろうね。自分が嫌な人間だから、自分みたいになると嫌だなっていうのじゃないと、書けなくない? これ」と、辛辣な書き込みに苦言を呈しました。
■全員が本当のことを言ったら「上手くいかない」
マツコさんは続けて、「だってアタシもさ、ほぼ嘘だったもん、子供の頃なんて。っていうか、何なら今もほぼ嘘だもん。治らない、治らない!」ともコメント。
「だって、そのほうが上手くいかない? 人生って。全員が本当のことを言って、真実で向き合ったら、上手くいくものも上手くいかなくなるでしょう」「だから、内容にもよると思うけど、普通の嘘だったら、大人でもやってることだから…」と私見を述べました。
■人を傷つける嘘は「咎めるべき」
2児の母でもある株式トレーダーの若林史江さんは、「本当に小さいと嘘もつけないわけだから、嘘がつけることは、一つの発達だと思って見守るようにはしています」とコメント。
マツコさんの意見に共感しつつ、若林さんは「虚勢は良いよね。でも、人を傷つけるような嘘は咎めるべきだとは思う」とも述べました。
「嘘をつくこと=悪いこと」として頭ごなしに批判するのではなく、子供の心の成長や、大人になってからの社会までを見据えた、マツコさんと若林さんのコメント。これには視聴者からも「方便の嘘なら良いと思うんだけど」「嘘は悪いことだけど円滑にはなる」「人間誰でも嘘をつくんだよね…」といった声がつぶやかれ、反響を呼んでいます。