知っておきたい、コーヒーの種類と味の違い。シーン別おすすめも！／プロ直伝！コーヒーの楽しみ方 vol.6

ほっと一息つきたいときに飲みたくなるコーヒー。自宅で簡単に美味しく淹れられたら、コーヒーのある暮らしがもっと楽しく、うれしくなりますよね。そこでこの連載では、そんな暮らしを過ごすためのコーヒーの淹れ方や楽しみ方をご紹介していきます。今回は、コーヒーの種類とその味わいをタリーズコーヒーのコーヒーマスター佐藤実穂さんに教えていただきました。

そんな暮らしを過ごすためのコーヒーの淹れ方や楽しみ方をご紹介

コーヒーの種類と特徴を知って自分好みのコーヒーを見つけよう

コーヒーには抽出方法や飲み方の種類がたくさんあります。抽出方法やミルクなど加えるものによってその味わいが細かく違い、自分が本当に飲みたいコーヒーがわからないという方もいらっしゃるかもしれませんね。そこで自分好みのコーヒーを見つけるために、種類とその味わいをご説明します。

■ドリップコーヒー
ドリップコーヒーは中細挽きにしたコーヒー粉を、紙や布のフィルターで漉して淹れたコーヒーのことです。コーヒーメーカーやハンドドリップで淹れたコーヒーのことを指します。

■エスプレッソ
エスプレッソとは、極細挽きにしたコーヒーをエスプレッソマシンで圧をかけ、急速に少量抽出した凝縮したコーヒーのことです。

■アメリカン
「アメリカン」とは、浅煎りの豆を使って淹れたコーヒーのことです。浅い焙煎なので、すっきり飲みやすい印象となります。

■ブレンド＆シングルオリジン
「ブレンドコーヒー」とは、コーヒーの産地が違うものを混ぜて（ブレンドして）淹れたものです。お店によって様々なブレンドがあるので、お店のこだわりが知れるコーヒーとも言えると思います。一方、「シングルオリジン」というのもあり、これは1つの産地のものだけを使ったコーヒーのことです。ブレンドに比べて、産地の特徴がはっきり出る味わいとなります。

■カフェオレ
ドリップコーヒーにたっぷりのスチームミルクを入れたものをカフェオレといいます。コーヒーとミルクを1：1くらいの割合で入れ、優しい味わいとなります。

■カフェラテ
エスプレッソにミルクを注いだものがカフェラテです。ちなみにタリーズコーヒーのカフェラテは、滑らかな口当たり、エスプレッソのコクとミルクの甘みの絶妙なバランスが楽しめます。

■カプチーノ
カプチーノもエスプレッソにミルクを注いだものですが、カフェラテに比べ、カプチーノはフォームドミルク（泡立てたミルク）の量が多い点が一番の違いです。カフェラテはミルクとエスプレッソのバランスを、カプチーノはよりふわふわなミルクの口当たりを楽しめます。国やお店によって定義が異なることもありますが、そのお店のこだわりを楽しめるドリンクであるとも言えます。

■カフェモカ
カフェモカは、カフェラテにチョコレートの甘みをつけたものです。タリーズコーヒーでは、チョコレートとホイップを上にのせており、エスプレッソとチョコレートのビターな甘みが楽しめるドリンクで、男性にも人気があります。

■カフェマキアート
少量のエスプレッソに少量のスチームミルクを注いだものです。「マキアート」とは、イタリア語で「染みのついた」という意味で、エスプレッソに注いだミルクが染みのように見えることから名づけられたそうです。

■デカフェ
カフェインが少ないコーヒーのことをデカフェといいます。妊婦の方や、夜寝る前にカフェインを控えたい方にオススメのコーヒーです。タリーズコーヒーのデカフェは、「エチオピア」のシングルオリジン。華やかで甘い香りが特徴で、女性に人気です。ちなみに店内ではコーヒープレスで、お持ち帰りの場合は抽出後、ペーパーカップのみで提供されています。