1月25日は「中華まんの日」。そこで今回は、知る人ぞ知る、絶品中華まんをご紹介!場所は、激安で惣菜グルメの食べ歩きが楽しめる、江東区北砂の「砂町銀座商店街」。その中華まんは「上海肉まん」といい、老若男女を問わずに愛され、一度食べたらまとめ買いする人が続出なのだとか。その様子をレポート!
食べ歩きグルメの聖地、砂町銀座商店街の中でも人が絶えない人気店/上海肉まん
都心からの距離も近いのに、地元の人を除くと案外知られていない「砂町銀座商店街」。実はこの商店街は約180ものお店が軒を連ねている江東区の台所で、日用品はもちろん、惣菜グルメが超安で味わえる場所。東京の食べ歩きグルメの知られざる聖地と言っても過言ではないスポットなのです。
昭和時代の古き良き景色が残る商店街を歩けば、コロッケ、おでん、焼き鳥、天ぷら、かまぼこ、とんかつなどなど、ありとあらゆる手作り、出来たての惣菜に出合えます。日頃からこの商店街は、テレビ番組のグルメ取材で取り上げられる機会も多く、訪れたこの日もある有名番組のロケが行われていました。
今回ご紹介する「上海肉まん」は、「砂町銀座商店街」の西口側の入口から歩いて2分ほどの場所にある小さなお店。ですが、ここは商店街の中でも訪れる人が絶えない人気店。その名の通り、肉まんを中心とした中華惣菜が購入でき、訪れる日や時間帯によっては行列ができる人気ぶりなのです。
軒先には作りたての「特製肉シュウマイ」「えびシュウマイ」「貝柱シュウマイ」「野菜春巻」「焼きそば」などが並んでいますが、どれも1個単位から購入できる上、それぞれの値段も安い!「上海肉まん」もそうなのですが、この商店街は1,000円持って歩けばかなりの数のグルメが楽しめてしまうのです。
買ってみて驚きの肉まん!激安130円とは思えない美味しさとボリューム
美味しそうな中華惣菜が揃う「上海肉まん」の中で、まず真っ先に食べて欲しいのは、店名と同じ商品名の「上海肉まん」!このお店を代表する名物であり、一番人気の肉まんです。1個130円というお手ごろ価格ながら、見た目のボリューム感と美味しさは、価格をはるかに凌駕する一品といいます。
お店のお母さんがせいろの蓋を開けると湯気が一気に立ち上る!中には作りたて、ホカホカの肉まんが並んでいて、美味しそうな香りが食欲を一気に掻き立てます。冬の寒い日に食べる作りたて、蒸したての肉まん、もうこの時点で最高のご馳走です。
購入した熱々の「上海肉まん」は一般的な肉まんよりもサイズが大ぶりで、野球ボールの大きさを思わせるほど。手のひらに収まりきらないどっしりした大きさと重さが、下町の商店街の気前の良さを感じさせてくれます。
そして熱々の「上海肉まん」をそ~っと割ってみると、中には肉餡がぎっしり!口にすれば外側の皮がほんのり甘く、しっとりとしていて、大きめに刻まれた玉ねぎの食感と豚肉のうま味がじ~んと広がっていきます。
余計な味付けの濃さがない素朴な美味しさの肉まんで、手作りの優しい味わいがむしろ新鮮に感じられるほど。トロけるような肉餡の美味しさに堪らず、一人で2個を食べてしまいました。
実は他にもハマってしまう肉まんが!オススメは「高菜入り肉まん」と「ゴマ入りあんまん」
「上海肉まん」の他にもオススメの肉まんがあるとか。それが「高菜入り肉まん」(140円)と「ゴマ入りあんまん」(130円)です。
「高菜入り肉まん」は「上海肉まん」よりもさらに大きく、男性の手のひらから完全にはみ出してしまう大きさ。肉まんの頭の部分に見える高菜が目印です。今回初めて高菜入りを食べましたが、想定外の衝撃的な美味しさ!
肉餡の中に練り込まれている高菜のバランスがとっても絶妙。絶品な「上海肉まん」に高菜のシャキシャキ感が加わり、やみつきになってしまう味わいです。肉餡に漬物が入っただけでこんなに味の深みが増すなんて…。まさに日本人のための肉まん!思わず買い貯めしたくなるほどの一品でした。
そしてもう1つ、丸い形でお馴染みのあんまんも、「上海肉まん」では大きめサイズです。こちらの「ゴマ入りあんまん」は粒が程よい加減で残っていて、あんこの甘さは控えめ。思わずペロッと平らげてしまう、まさに大人の女性が好みそうな味わいです。あんまんを久しく食べてなかったのですが、その美味しさを再確認できた一品でした。
今回は看板メニューの「上海肉まん」と「高菜入り肉まん」「ゴマ入りあんまん」の3種類をご紹介しましたが、このお店の肉まんの味を知る人は一度に20個まとめて買っていくこともあるのだそうです。
ちなみにお店側でも自宅でストックして好きな時に食べたい!という方のために冷凍品も用意していて、まとめ買いの時にはそのことも教えてくれますよ。