東京のおしゃれ図書館7選！建築美にも注目

家やカフェでの読書も良いですが、たまには図書館に出かけて本の世界にどっぷり浸ってみては？都内には、バラエティー豊かな本を読めるだけでなく、建造物の美しさに触れたり、併設のカフェでのんびりしたりと、プラスαの要素も楽しめる図書館がたくさんあるんです。本記事では、そんなわざわざ訪れたい都内の図書館を厳選してご紹介します！

【上野】レトロな洋風建築とモダン建築を楽しめる／国立国会図書館国際子ども図書館

上野駅から徒歩約10分の「国立国会図書館国際子ども図書館」は、日本初となる国立の児童書専門図書館。
こちらの図書館は、建物そのものも魅力の一つ。1906（明治39）年に帝国図書館として建設された「レンガ棟」と、2015年に完成した「アーチ棟」の二つからなり、新旧の建築美に触れることができます。
画像の「レンガ棟」は、明治期を代表するルネサンス様式の洋風建築。都の歴史的建造物にも選定されており、品のあるレトロな雰囲気がおしゃれです！

画像（左）はモダンなデザインが美しい「アーチ棟」。ゆるやかに弧を描いた全面ガラス張りのデザインが印象的で、「レンガ棟」とはまた異なる建築美を楽しめます。
建築上の特徴などを紹介してもらえるガイドツアーも実施されているので、建築についてより詳しく知りたいという方はぜひ。毎週金・土曜の夜間にはライトアップも行われていますよ♪

【西東京市】緑豊かな自然の中に溶け込むおしゃれ図書館／まちライブラリー@MUFG PARK

▲内観_(C)一般社団法人まちライブラリー

西武柳沢駅より歩いて15分ほどの距離にある「まちライブラリー@MUFG PARK」。メッセージをつけた「本」を通して「人」と出会うコミュニティライブラリーで、「MUFG PARK」内にあります。
館内は、美しいアーチを描く壁面に沿って本棚がズラリと並んでおり、とってもおしゃれ。地域の方々が本を持ち寄って育てる“まちライブラリー”スタイルで、寄贈された本はなんと10,000冊を超えているのだとか。

外観は、一面ガラス張りとなっていて、モダンでスタイリッシュな雰囲気。大きな軒を設えたテラス席では、四季の移ろいを感じながら読書時間を過ごせます。
また、目の前には広大な芝生が広がっており、こちらに蔵書を持ち出すことも可能。さらに、館内どこでも飲食OKなので、本と触れ合いながら気ままな一日を満喫できます。

【早稲田】村上春樹の作品世界を思う存分堪能できる／国際文学館（村上春樹ライブラリー）

通称“村上春樹ライブラリー”の名で知られている「早稲田大学国際文学館」。早稲田駅より徒歩約5分、早稲田大学早稲田キャンパス内にあります。
館内でもひと際目を引くのが、階段両脇に設置された本棚。村上春樹作品や、村上春樹作品と繋がりのある本などが配架されています。
上へとのびる木造りの本棚の先はアーチとなっていて、まるで村上春樹の作品世界へと誘われるよう♪

館内には、ギャラリーラウンジ、オーディオルーム、展示室、ラボなど、さまざまな施設がそろっています。どのスペースも木の温かみを感じられるおしゃれな空間で、村上作品の世界に浸るにはピッタリ。
1階のギャラリーラウンジには、村上氏がデビューした昭和54（1979）年から現在までの作品がそろっています。同フロア併設のオーディオルームで音楽に身を委ねながら閲覧もできるので、ただ本を読むだけじゃない、ユニークな体験をしてみたい方はぜひ訪れてみてください。

【日比谷】三角形の建築デザインが目を引く複合文化施設／千代田区立日比谷図書文化館

東京メトロ・霞ヶ関駅から徒歩約3分。日比谷公園内にある「千代田区立日比谷図書文化館」は、三角形の建築デザインが目を引く、ユニークな形状の複合文化施設です。
三角形という独創的な形が採用されたのは、日比谷公園の区画整理によって残された土地が三角形だったからなのだとか。

外からユニークな建築美を満喫したら、ぜひ館内にも足を進めてみて。
1階にある常設展示室では、バーチャル侍による江戸城の儀礼案内などを楽しめます。また、2、3階は図書フロア、4階は特別研究室となっており、さまざまな本を閲覧することが可能です。「こんな本があったのか！」というような一冊に巡り合えるかも♪