6.子どもの教育資金を貯めるのに子供名義の口座は必要?
そもそも子ども名義の口座を作るメリットとしては、まず、「生活費と分けることで目的が明確になり資金管理がしやすい」点が挙げられます。資金を準備する際のひとつのポイントは目的ごとにお金の色分けをすることです。口座が子どもの名義になっていれば、一目瞭然、貯める意欲も湧きますね。
さらに、子ども名義にしておくと「他の資金に流用しにくい、解約しにくい」という抑止効果もあります。生活資金と一緒にしていると、他に使うことがあった場合、解約して使ってしまう、という可能性もあります。一方で、子ども名義にしておけば、後ろめたく使いにくいという効果があるでしょう。
また、子どものお年玉を預かる場合には、きちんと子ども名義の口座を作っておけば、子どももしっかり貯まっていることが確認できますし、高校生や大学生になった場合に渡すことで、自分のお金を自分で管理する訓練にもなります。
したがって、教育資金に関してだけ考えた場合には、口座を分けるなどきちんと別管理ができるのであれば、特に子ども名義にしなくても良いでしょう。