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噛むほどに『味わい』が出る。岩手県のパン屋√s(ルーツ)の胡桃パン/おすすめお取り寄せパンvol.4

グルメ

日本全国のおいしいお取り寄せパンの中から、いまおすすめのパンをご紹介してくこの連載。第4回目は、岩手県花巻市にあるパン屋√s(ルーツ)の胡桃パン「胡桃の底力」です。

日本全国のおいしいお取り寄せパンの中から、いまおすすめのパンをご紹介してくこの連載。第4回目は、岩手県花巻市にあるパン屋√s(ルーツ)の胡桃パン「胡桃の底力」です。

驚いたのはパンの大きさと胡桃の密度

「胡桃の底力」という名前からしてインパクトがあり、底力ってどんな美味しさなのだろうと、とってもワクワクしてしまいますね。さらに素材をみても期待が高まりました。岩手県産の小麦を全粒粉にして使い、酵母は全て果物や花からの自家培養酵母、イーストは不使用、自然塩に、ナッツやドライフルーツは無農薬・有機栽培のもの、そしてアレルギーの方も食べられるよう卵・乳製品は不使用だそうです。

ここまで考えていらっしゃる方が作るパンは美味しいに違いない!と確信してお取り寄せを決めました。

そして、ついに到着! 届いた段ボールは環境への配慮から再利用されたものだそうです。ますますオーナーさんの人間性が伺えますね。

まず開封して驚いたのはパンの大きさでした!

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測ってみると長さは22cm!想像以上だったので嬉しいです。ちなみにハーフでも販売されています。

同封されていたパンの食べ方を参考に、まずはスライスしてそのまま頂きます。カットしてみてまた驚きました。こんなに大きな胡桃がぎっしり詰まった胡桃パンは、初めてだったからです。

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「噛めば噛むほど味が増す」は本当だった

早速食べてみると、まず少し塩気のある全粒粉の味がシンプルながら美味しく、そこにローストした胡桃の味がしっかり利いてきました。一般的な胡桃パンよりも胡桃の味をはっきりと感じます。パンの説明に「美味しさがガツンとくる実力者」という言葉があるのですが、まさにその通りです。

そして√s(ルーツ)のパンのキャッチコピーにもなっているのが「噛めば噛むほど味が増す」。一口目はパンと胡桃の美味しさに普段通り飲み込んでしまいましたが、二口目はよく噛むことを意識して食べてみました。

生地は少し塩味を感じ、そこに胡桃の味がやってくるまでが一口目の印象でしたが、さらに噛み続け胡桃が生地と馴染んでいくと、今度は甘味が出てきました。胡桃の少し香ばしいような味わいとザクザクとした食感を楽しんだあとに、味変が起こり甘さも感じられるのが面白かったです。

食べたいときに美味しく頂ける。1か月以内の冷凍保存も大丈夫。

今度はトーストして食べてみました。胡桃が香ばしくなり、小麦の甘味も感じやすくなり、より一層美味しくなりました。どこを食べても胡桃にあたるのが幸せです。

2~3日以上保存する場合は冷凍します。同梱されている説明メモによると、1食分ずつスライスしてラップをし、食べる時は自然解凍せずにそのままトースターへ、とのこと。その通りにして数日後に食べてみましたが、味はほとんど損なわれていないと感じました。

冷凍すれば1か月は美味しく食べられますが、パンは生き物だとオーナーさんは言います。日々、味や食感の変化をたのしみながら早めに食べきることを勧めていらっしゃいます。

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お野菜との相性も抜群。いろいろな食べ方を試してみて欲しい。

ある日の朝ごはんでは、お野菜と一緒に食べたのがとても美味しかったです。胡桃入りのサラダもあるくらいですから、もちろん相性はよかったです!別の日にはバターを塗って食べたのですが、これもかなり味が変わりとても美味しかったです。もともとバターを使われていないので、少量でもグッと味の変化を感じます。

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シンプルな食パンやカンパーニュは、切干大根やきんぴらごぼうとの相性がいいとのことですが、胡桃は和食にも使われますから、今度はこういった和のお惣菜とも合わせてみたいと思いました!

シンプルな素材であるからこそ、噛めば噛むほどに小麦の甘味が感じられ、それを胡桃が引き立てます。さらに調理の仕方や具材との合わせ方によって、また違った味が引き出されます。そしてどこを食べても胡桃が味わえるのは、胡桃が好きな方にはたまらない贅沢です。そんな胡桃の、何と合わせてもアクセントを利かせてくれる立役者ぶりはまさに“胡桃の底力”でした。

√s(ルーツ)は人気のお店で、しかもお一人で経営されていることもあり、配送は少し時間がかかることもあるようです。取り寄せるときは、時間に余裕をもって注文するのがオススメです。

胡桃の底力/パン屋 √s(ルーツ)
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