古い家でもおしゃれに暮らせる
「うちのキッチンは古いから、おしゃれにできない...」と諦めていませんか? 古い家でも、理想のキッチンを手に入れることはできるんです。
書籍『働く台所』に学ぶ、キッチンの育て方
最新のシステムキッチンも憧れるけれど、古い台所だからこそ愛着が湧く......そんな地に足のついた暮らしのお手本となる13のお宅を取材した書籍『働く台所 ‐古くても小さくても、暮らしを楽しむ』。古い家とじっくり付き合う魅力が再確認できる一冊です。
古いキッチンを使いやすく育てるコツ
今回は、『働く台所』に掲載されたお宅の一軒、愛知県の木全さん宅のキッチンを拝見。古いキッチンを使いやすくおしゃれにする工夫を紹介します。
1.色や素材を統一する
築100年超えの日本家屋
お母様から受け継いだ日本家屋は、なんと築100年超え。お金をかけずに時間と手間をかけて改装しました。家具は木のぬくもりを感じるものを選び、調理器具も天然素材で作られたものを使用することで、自然と余計な色が抑えられ、統一感のある空間になっています。
2.業務用アイテムを使う
業務用ガスコンロをセレクト
旦那さんお手製の棚に業務用ガスコンロを乗せたガス台。業務用のシンプルなデザインは和風の台所にもなじんでいます。無駄な装飾がなく、木製の家具ともマッチ。
3.そのまま出せる食器を選ぶ
直火にかけられる食器が便利
友人でもある陶芸家・櫻井美奈子さんの器は、直火にかけて使うこともできるそう。「形も可愛いし、洗い物も減っていいことずくめ」と木全さんのお気に入りのひと品。
4.容器を入れ替える
ステンレスやほうろうの容器を活用
カウンターの奥にもお手製の棚を設置し、お茶や乾物などの収納場所に。市販のパッケージをそのまま置くより、ステンレスやほうろう、ガラス瓶などに詰め替えることで、すっきりとした印象になっています。
5.メイドインジャパンに注目
丈夫で使いやすい水切りかご
太いステンレス線で編まれた水切りかごは、「辻和金網」のもの。日本製のしっかりした作りで、実用性も抜群。「丈夫なので、洗ったものを山盛り乗せても平気」とのこと。