電子レンジ調理のあとは、そのまま食卓で器として。フタ付きなので短時間の保存容器としても使え、スタッキングできるので省スペースの収納が叶います。ミニマムライフにもぴったりな「9°(クド)」を暮らしに取り入れてみませんか。
末永く愛され繁栄を願う想いを込めて
9°は「食器」でありながら「電子レンジ調理器」「保存容器」と、3つの機能を併せ持つアイテムです。
印象的な名前の由来は、美しくスタッキング収納できる角度が9度であること。そして、儀式の献杯の作法である「三々九度」が固めの盃と呼ばれ、繁栄を祈る意味があるように、末永く愛されるようにという想いが込められています。
2018年度には、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン・ベスト100」を受賞。食卓で美しく使えることを大切に考えられたデザインが高い評価を得ました。
素材の寿命と同じくらい長く使い続けられるものを
手にしっくり馴染む質感の9°ですが、日常使いでは割れることのない耐久性があります。また、洗うときには食洗機と漂白剤が使えるという心強さも兼ね備えています。
そのタフさの秘密は「SPS樹脂」という素材です。
「樹脂は、使い捨てにされることが多い素材です。そこで、素材の寿命と同じくらい長く使い続けられて、使う人たちの暮らしが豊かになるようなモノづくりがしたいと考えました」
9°は、そんな想いを抱く東京のデザイナー・齋藤善子さんと富山の技術者が出会い、2年後に、東京のデザイン会社を加えた3社で素材開発を行うところからプロジェクトがスタートしました。
愛着を感じることはどういうことかを考え、素材をデザインしたという 9°。「手ざわり感」「手になじむ重量感」「テーブルに置いたときのおいしく感じる音感」「目でストーリを感じる色感」を表現したのです。
富山の美しい自然をイメージした6色をラインナップ
9°がつくられているのは、富山県白馬岳の麓にある工場です。この立地は、6色のカラーバリエーションと無関係ではありません。雪と大地と緑。9°のカラーは富山の厳しくも美しい自然をイメージしており、「白無垢色」「初緑色」「大緑色」の3色は、雪に覆われた山肌からフキノトウが芽吹く様をイメージしたもの。そして、「茶大色」「深緑色」「常緑色」の3色は、雪解け水で潤う大地から力強く伸びる草木を表現したものです。
サイズは、毎日の食卓で活躍する2種類。容量約230mlの「U90」は、スープやコーヒーにちょうどいいサイズ感。約750mlの「U150」は、おかずや丼ものなどに適しています。2つのサイズをそろえておけば、たいていのメニューは9°で食べたり飲んだりできるのではないでしょうか。
付属のフタは小皿として使えるほか、蒸す・温める・短時間の保存などに使えてとても便利。「冷蔵庫保存の時にラップを使わなくてよいので、ゴミをだす罪悪感が減った」という声も届くそうです。
蒸し料理や無水料理が得意で、ガトーショコラもお手のもの
SPS樹脂は、電子レンジで加熱する時の発熱量が低い素材です。そのため、食材に集中して効率よく加熱することができます。
9°がとくに得意なのは、蒸し料理や無水料理。フタにはいくつもの小さな突起が付いているのですが、これが電子レンジ調理で活躍します。加熱すると食材からは水蒸気が出ます。突起がこの水蒸気を集めて水滴にし、まんべんなく器内に戻す役割をします。
「野菜が美味しく調理できるのがお気に入り」「一人分のオムレツが作れて便利」という声が寄せられるのも納得です。
料理だけでなくお菓子作りにも重宝する9°の公式サイトには、ガトーショコラのレシピも掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。食材を混ぜ合わせたり加熱したりが9°一つでできるので、バレンタインのシーズンにも活躍すること間違いなしです。
photo / 9°
9°(クド)
公式オンラインストア「Class-D(クラス・ディー)」
http://class-d.jp/