機能性アウターの進化は止まらず、撥水のみならず蓄熱や防風や温テック搭載といったものまで出現。見た目のスポーティさに抵抗を感じていた人もカジュアルアウター流行りの今、「ファッションとしても前向きに気になる」という声も増えてきました。初心者でも取り入れやすい機能性アウターをコーデのポイントと共にご紹介します!
ノーカラーならインナーが見えてオシャレにコーデしやすい
進化した機能アウターならモコモコでなくてもちゃんと暖かいので、薄手のノーカラーという選択肢も。タートルやブラウスの襟が出せたり、中に着たニットやジレが見えて、スポーティな雰囲気は薄れコーデ感がアップ。いつものコートと同じ感覚で取り入れられます。
蓄熱機能のある中綿入りなので、ボリュームがなくても暖かい!光沢感が上品で、キレイめコートとしてお仕事などにも使えます。コートはアドーアのもの。撮影/西崎博哉〈MOUSTACHE〉
温テック搭載なので、ほんの数分で背中から暖かに。下半身をセパレートしてブルゾンとして着たり、袖を外してジレとして着ることもできる4way仕様です。コートはタイオン エクストラのもの。撮影/西崎博哉〈MOUSTACHE〉
表には防風防水性に優れた生地を使い、中には温湿度調整力が高い羽毛を使用。表面がマットな質感なのでスポーティー感が薄く、ニットワンピと合わせても違和感なし!コートはF/CE.×NANGAのもの。撮影/西崎博哉〈MOUSTACHE〉
光電子の機能で、着る人の肌から放射する体温を活かして自然とポカポカする暖かさに。表面は撥水加工もされているので公園遊びにも安心です。嵩張らないので、中にボアジレを入れて重ね着を楽しむことも。コートはダンスキンのもの。撮影/西崎博哉〈MOUSTACHE〉
本格的なシャカアウターは黒のオーバーシルエットが◎
アウトドアブランドやスポーツブランドが携わっているような本格的なアウターは、シャカシャカ素材やフードといったカジュアル要素が強い場合が多いので、色は黒でシックにまとめるのが無難。ゆったりしたサイズ感が今っぽく着られるポイントです。
アメリカのアウトドアブランドGERRYとフレイ アイディーのコラボコートは、防風機能付き。オーバーシルエットで中にたくさん着込んでも動きやすいのも◎。撥水素材を採用しているので、小雨くらいならクリアできます。コートはフレイ アイディー×GERRYのもの。撮影/西崎博哉〈MOUSTACHE〉
ビューティフルピープルとミズノのコラボダウンは、耐水・透湿性・撥水性に優れ、背中には身体の熱を反射して保温効果を高める仕組みも。そして、服の上下を回転させても着られるという面白い機能も。アウターはビューティフルピープルのもの。撮影/三瓶廉友
ふわっと広がったオーバーシルエットならフェミニンに着こなせます。ライナー付きで暖かく、生地には抗菌防臭効果がある素材を使用。コートはエミ アトリエのもの。撮影/金谷章平
テント型アウターは実はキレイめ服に好相性
裾に向けて広がっていくテント型のアウターは、ポンチョのようにも見えてコンサバさんにも受け入れやすいシルエット。上半身がボリューミーになるので、細身ボトムやぺたんこと合わせてバランスが取りやすいのも嬉しい。普段の服装に羽織るだけで、新鮮な防寒スタイルが完成します。
キルティング特有の肉厚感がアクセント。テント型のモードシルエットが着映え効果抜群です。吸湿発熱機能があり、寒暖差の激しい時にも重宝おすすめ。アウターはスローのもの。撮影/須藤敬一
プルオーバー型のダウンは、首元をしっかりカバーできて、暑くなったらフロントを開けるだけでクールダウン。実は温度調節しやすい形です。サイドジップがあるので、スカートやワイドパンツなどとも合わせやすい。コートはナゴンスタンスのもの。撮影/蔦村吉祥丸
ポリエステル100%で軽く速乾性あり。ゆったりサイズな上、サイドのジップで調整もでき、中にたくさん着込めます。インナーをあれこれ気にしなくてもサマになるアノラックタイプは着るだけでオシャレに。アウターはアンスリードのもの。撮影/三瓶廉友
いかがでしたか?防寒できたり水に強かったりという嬉しい機能はもちろん、キレイめスタイルに取り入れると、そのカジュアルさがアクセントに。コーディネートが新鮮に、今っぽく見えるのも大きな魅力です。アクティブシーンにも普段のアウターとしても使えるので、1枚迎えてみるのも良さそうです。