新しい1年の始まり。クローゼットを整えて、自分のファッションを知ることで、“私らしさ”を見つけてみませんか?ファッションは自分を表現すること。洋服を整理することは、自分らしさを改めて知るきっかけに繋がります。自分らしいファッションとは何かを知ることで、自分自身の心地よいファッションを見つけていきましょう。
ワードローブをアイテムごとに分類する
まず、クローゼットに並ぶたくさんの洋服をアイテム別に分類します。
〇アウターやジャケット
〇ニット
〇スウェット
〇カットソー
〇パンツ
〇スカート
〇ワンピース
〇ファッション小物
ごちゃまぜになっている洋服を分類し、アイテムごとに線を引いて区分けするイメージで行ってください。
それをクローゼットの中でも意識して、アイテムごとに分けて収納します。
そうすると、どのアイテムを何着持っているか把握しやすくなります。
数をたくさん持っているアイテムには、“自分の好き”がたくさん詰まっているはずです。
自分が好きなアイテムを分析する
アイテムごとに見ていくと、どんなアイテムをいくつ持っていて、自分は何が好きなのか、何が似合うのかが見えてきませんか。
例えば私ならこんなふうに分析することができます。
〇パンツを着ることが多い
〇ボトムスには白と黒が多い
〇ワンピースやサロペットが好き
〇ワンピースの下にはパンツをよく重ね着する
〇トップスは洗えるものがいい
〇冬になるとニットが増える
〇重ね着アイテムが好き
これまでなんとなく買っていた洋服には理由があることに気が付くはずです。
これを知ることで、“なんとなく買う買い物”から“理由がある買い物”に変わります。
「私は黒いパンツが好きだから、新しくこれを買う。」
きちんと理由がある買い物は、納得のいくものを選ぶ買い物に繋がり、長く着られる洋服を選ぶことになります。
自分にとって何が心地よいかを知る
“こればかり着ている”と感じる洋服にも、実は理由があります。
そのアイテムのどういった点が好きなのかを徹底解析していくと、自分が好きなキーワードが見えてきます。
〇ウエスト周りがゆるくて、リラックスできるものが好き。
〇首周りがすっきりしたトップスがいつもの髪型に似合う。
〇おうちで洗える洋服がよい。
〇色ものは小物で。だから、洋服はスタンダードなカラーのものがよい。
これは逆にいうと、これらの項目以外のものが欲しくなった時に、
「本当に必要?」
「本当に着る?」
と一歩立ち止まって、マイナスポイントを考えるボーダーラインにもなります。
〇ウエストが窮屈そう
〇タートルネックにお金をかけるべきか?
〇クリーニング代がかかってしまう
〇色ものはすぐに飽きて着なくなるのでは?
新しく迎える服で失敗しないことはもちろん、ワードローブから自分の苦手なアイテムを消去法で取り除いていく作業にも使える方法です。
この作業をくり返すことで、クローゼットにはお気に入りだけが残るようになります。
自分の心に正直に洋服を選んでいくと、自分にとって心地のよい洋服だけが残っていくはずです。
無理して着ているものを手放してみる
自分にとって着心地のいい洋服が分かったら、次は無理して着ている洋服を手放していきましょう。
窮屈で息が苦しくなってしまうほどの洋服は、自分を苦しめるので手放します。
「いつか着るかも」と持っておくよりも、着られる体型に戻った時の新しい洋服との出会いを大切にしましょう。
“過去に縛られるよりも、前に前進”です。
「似合わない服を買ってしまった」失敗は、あとに活かせばいいのです。
「高かったからもったいない」と言って手放さない、でも着ていない洋服がありませんか?
振り回されている時間の方がずっともったいない。
好きじゃない洋服を無理矢理着て、暗い気持ちでいる時間の方がよほどもったいないです。
「高かったから着たい」のか、「自分が着たい服を着たい」のか…これは自分がどうありたいのかという問いに、よく似ているように思います。
ワードローブを整理することで、本当は自分が何を着たいのか見つめ直してみましょう。
自分が本当に着たい洋服を楽しむことができるようになれば、毎日の服選びが心地よいものに変わります。
自分の“好き”を知り、自分の“好き”を纏うファッションを表現していきましょう。
photo / 佐々木奈美
整理収納アドバイザー 佐々木奈美(@nmmc73)
整理収納アドバイザー。夫と男の子3人と5人暮らし。「家事は肩の力を抜いて、ラクをしながら丁寧に暮らしたい。」という想いのもと、インテリアを収納でカスタマイズしながら、時短家事、家事効率化を暮らしに導入。こだわりある暮らしが垣間見える投稿が人気です。