“サステナブルな行動”のバトンをつなげていく、リレー連載企画「#TSUNAGU100」。ミニマリストのminiさんが日常的に使っているのは繰り返し使えるサステナブルなアイテム。暮らしをもっと心地よく、シンプルにしてくれる、サステナブルなアイテムを厳選して5点紹介いただきました。
暮らしがシンプルに洗練される
サステナブルなアイテムを取り入れるのは、難しそうだし面倒なイメージを持たれている方も多いかと思います。
ですが、サステナブルなアイテムって実はシンプルでとてもお洒落なアイテムが多いのです。
SNSや本などで見る素敵なインテリアや雑貨などは木やガラス、金属など自然素材がベースです。プラスチックを減らすことは、身の回りのものを自然素材に置き換えることになり、自然と暮らしがシンプルに洗練されていくってことなんです。
さらに持ち物の数も減っていきます。 たくさんあった洗剤や使い捨てグッズが減って生活が一気にシンプルになります。
ここからは、使ってよかったサステナブルなアイテム5点をご紹介します。
「accosの 米ぬか・玄米カイロ」
アイピロー(左上)、大判(右上)、肩用(下)の3点セットの「米ぬか・玄米カイロ」。玄米だけでなく米ぬかや粗塩、よもぎなど国産の素材がバランスよく配合されています。
大きさとかたちの異なる3種類のセットで、シーンによって使いわけができるのが魅力です。私は、肩こりや生理痛の緩和に良く使います。
電子レンジで温めるだけで繰り返し使え、冷蔵庫で冷やしても使えるので冷却シートとしても使えます。
使った後は数時間放置しておけば、自然に玄米が空気中の湿気を吸って復活します。約200回は繰り返し使うことが出来るので経済的にもお得です。
使い捨てのカイロなどの消費を少しでも減らせるので是非活用してみてください。
「Seriaのセルローススポンジ」
木の繊維を原料にした「セルローススポンジ」。通常のスポンジのようにマルチに使えます。吸水性も高く、シンク周りの水滴も綺麗に吸い取ってくれます。泡立ちは他のものと比べると劣りますが、洗剤のもちはよいです。
食器洗い用のスポンジはポリウレタンやナイロンなどのプラスチック製が主流です。使ううちに少しずつちぎれたり削れたりして、目に見えないマイクロプラスチックとなり、川や海などの自然環境に出ていってしまいます。水回りの掃除道具を見直すことは海洋環境を改善させるための第一歩だと思います。
「EARTH FRIENDLY 竹のカトラリーセット」
箸・スプーン・フォーク・ナイフ・ストロー・ストローブラシが1つにまとまっています。
携帯するのが楽しくなるシンプルで可愛らしいカトラリーセットで、マイカトラリー習慣にまだ慣れていない私でも忘れず携帯できています。
ストローはステンレス、ストローブラシはココナッツファイバーでできており、プラスチックは使用していないとのこと。
ストローの中まで洗うことが出来る、ストローブラシがセットなのは嬉しいですね。
現在ではプラスチックのストローやカトラリーは有料もしくは必要に応じて配布するようになりましたが、基本的に使い捨てという点では今までと変わっていません。「使い捨てという概念」を少しずつ減らすためにもマイカトラリーを習慣にしたいですね。
「JUBILEEの蜜蝋ラップ」
デザイナー、ウィリアム・モリスデザインの蜜蝋ラップ。大きさ違いで3枚セットで販売されており、用途により使い分けています。蜜蝋ラップは熱には弱いので電子レンジの使用は出来ませんが、使いかけの野菜をくるんだり、冷蔵庫での保存には適しています。
密着力もきちんとあるので普通のラップと変わらない使い心地です。蜜蝋の独特の香りはしますが、食品に香りが移るようなことは今のところありません。
そのほとんどがゴミになりがちなラップですが、こうして繰り返し使えるものとの併用で少しでもプラゴミの削減になればと思います。
「さささの晒」
ミシン目付きで簡単に切り取ることができるロールタイプの和晒。拭く、包む、漉す、敷くなど、用途はさまざま。日常の中でさっと使える万能布として、掃除や台所、家事仕事などで役立ちます。
魚を捌いたり、料理の下ごしらえをする上で前まではペーパータオルを多用しておりましたが、晒という基本的な道具に立ち返り、改めてゴミを減らす意識が高まりました。
調理に使ってくたびれたら、今度は掃除に使っています。ほつれないようにあらかじめ切り取った箇所をチクチクと並べ、縫いしておくのも楽しみのひとつになっています。