年齢とともに気になってくる、肌老化。日焼け止めなど外部からのケアも大切ですが、「インナーケア」も重要になります。
そこでおすすめなのが、抗酸化力が高い成分を含む「赤い食べもの」。管理栄養士の筆者が、おすすめの食材&効果的な食べ方をご紹介しています!
「赤い食べもの」が美容や健康に良い理由とは
年齢とともに、肌のシワやくすみなどの肌老化が気になってきますよね。
肌の老化は、活性酸素によって進行します。活性酸素は、肌が紫外線を浴びることで発生する物質です。肌細胞を攻撃してコラーゲンなど肌の潤いを与える物質の生成を抑制したり、メラニン色素の生成量を増やし、肌にシミを増やすなどの悪影響をもたらします。
活性酸素の発生を予防するには、日焼け止めなど肌の外部からのケアも大切ですが、「インナーケア」もあわせておこなうことがポイント!発生した活性酸素は、インナーケアで取り除くしか方法がありません。
そこでおすすめなのが、「赤い色をした食べもの」。色の濃い野菜には、抗酸化作用があるものが多く含まれていますが、赤い色の食べ物には「カロテノイド」という抗酸化物質が豊富に含まれています。
カロテノイドとは、リコピンやカロテンなど、抗酸化物質の総称のことで、いずれも強い抗酸化作用をもちます。抗酸化物質は、体内の活性酸素を除去する作用があるため、シミやくすみなどの肌老化を防ぐのに役立ちます。
今回、赤い食べものの中には、カロテノイド以外の成分をご紹介していることもありますが、美容・健康効果は抜群ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
アンチエイジングにも◎。美容&健康に役立つ「赤い食べもの」5つ
ミニトマト
美容や健康に役立つことで知られる、ミニトマト。ミニトマトには、抗酸化物質である「リコピン」が豊富に含まれています。
リコピンには、
・活性酸素の発生を抑える
・コレステロール値を下げる
・脂肪を蓄積する細胞の成長を抑える
・血流を改善する
などの働きがあるため、病気の予防だけでなく、ダイエット効果やアンチエイジング効果が期待できます。
他にも、ビタミンCや食物酵素、血管を丈夫にする働きがある「ケルセチン」などの栄養素が豊富に含まれています。
普通のトマトと比べて、ミニトマトの方がリコピンやビタミンCなどの含有量が多く、栄養価が高いのだそう。ミニトマトは手軽に食べられるのも、嬉しいポイントかと思います。
リコピンは脂溶性の栄養素であるため、ミニトマトを食べるときは、
・オリーブオイルをかける
・マヨネーズをかける
・チーズを一緒に食べる
などの工夫をしていただきましょう。