結婚相手とはいえ、夫婦観でも価値観や考え方は違うところがあるでしょう。どんなに性格が合う相手でも違和感を覚えるところがあるはずです。大切なのは「どこまで許せて、どこから許せないか?」。結婚を決める上でスルーしないほうがいいポイントをピックアップしました。
ライフスタイルが合うかどうか
結婚するなら相性が良い人がいいと考えるかもしれませんが、結婚においては性格よりも生活相性が良いかどうかが重要です。
趣味や好みがマッチしても自分が朝型人間で彼が夜型だとか、休日に朝寝坊をする・しないという違いがあるとお互いにつらくなります。ストレスや我慢・妥協が多い結婚になるでしょう。
また、これは生活習慣だけでなく仕事によるライフスタイルも影響します。たとえば自分が夜勤のある看護師で彼が早朝出勤する公務員だったら、一緒に住んでいても顔を合わせる機会がそもそも少なくなります。
結婚は生活そのものなので、「どんな日常を心地良く感じるか」「どんな毎日を送っているか」が同居後の幸福度を決めるでしょう。
「音」と「掃除」について
生活相性でいうと、妥協してはいけない重要ポイントが2つあります。それは「音」と「掃除の頻度」。
ドアを閉める時の音、テーブルに物を置くときの音、室内を歩くときの足音など、生活音は人によって違います。ほとんど無音の静かな生活を送る人もいれば、ちょっと動くだけでも騒々しい人がいるのです。
「同居するようになって彼がうるさい人だと気づいた」「彼がドアを乱暴に閉めるのがストレス」という不満は意外に多いので、結婚したいお相手がいるなら注意深く観察するといいでしょう。
そして、もう1つ注目したいのは、「どのくらいの頻度で掃除するのか?」。
毎日朝に掃除機をかけるのか、週末だけ掃除するのか、水回りはどうしているのかなど、掃除の頻度は同じであることが理想的です。というのも、清潔に関する感覚は妥協しづらく、潔癖の傾向がある人はホコリが舞う部屋では生活できないからです。
同じく、洗濯やバスタオルを変える頻度もチェックしたほうがいいでしょう。ファッションや食事の好みより厳密に見たほうがいいかもしれません。
自分の家族と彼の相性
恋愛と結婚は違うという話をよく聞きますが、その理由のひとつに「結婚にはお互いの家族や親族が関わってくる」があります。
実家が遠いから自分たちの生活さえしっかりしていれば大丈夫と思っても、彼が実家と頻繁に行き来するなら義母・義父と関わらないわけにはいきません。また、彼が実家と疎遠な場合、あなたが両親と仲良しだと違和感や疎外感を覚える可能性があるでしょう。
自分と義実家、彼と自分の実家。それぞれの相性が結婚後の生活を決めることは少なくありません。結婚を考える彼氏については、本人だけでなく、両親やきょうだいも詳しく知っておいたほうが安心です。
特に彼と義母の関係性や、義母が息子にどれだけ干渉するかは要チェックポイントでしょう。
妥協のない結婚を求めて
結婚は24時間365日、婚姻関係がある限り続くものです。大好きな人と一緒であれば幸せと思うかもしれませんが、同居して日々のさまざまな出来事を共有するうち違和感を覚えることもあるでしょう。生まれも育ちも違う他人同士が一緒に生活するのですから、「そうじゃない」と感じる場面はいくつかあるはずです。
大切なのはお互いの違いをどこまで受け入れられるか。
大好きな人を前向きに受け入れようとしても、「これだけは我慢できない」「妥協は無理」と思うことはあるでしょう。愛情で乗り越えられない部分は結婚前にチェックしておいたほうが安心です。
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