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冷え性との違いは?[低体温症]の原因と対処法5つ

ライフスタイル

一段と寒くなり、冷え性の方にとってつらい季節になりました。「自分は手足が冷たくないので冷え性じゃない」と安心している方も注意が必要! 実は、手足などの冷えを感じていなくても、体温が35℃台の方は「低体温症」の可能性があるんです。今回は、冷え性と低体温症の違い、原因と対処法について詳しくご紹介します。

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1:冷え性とは違う? 低体温症とは

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まず、冷え性は、人が寒さを感じない程度の温度環境でも、手足や腰、下半身などが冷えてつらいと感じる場合を指します。

〈冷え性の特徴〉

深部体温は正常(37℃前後)であることが多い
体の表面の温度は必ずしも低くない
手足の冷えなどの自覚症状がある

一方、低体温症は、内臓や脳といった体の中心の温度(深部体温)が35℃を下回ることで、体の機能を正常に保てなくなる状態を指します。

〈低体温症の特徴〉

深部体温が35℃を下回る状態
体の表面の温度は35℃台になっていることが多い
自覚症状がほとんどない
全身の新陳代謝が低下している
激しい震えや脈拍・呼吸の減少などが起こる

深部体温は、医療機関で専用の体温計を使って、直腸の体温を測定することで知ることができます。体の中心だけが冷えているため、通常のわきなどで測定する体温(皮膚温)は35℃台になっていることが多いです。また、寒さや手足の冷えなどの自覚症状はほとんどありません。

低体温症になると、全身の新陳代謝が滞って免疫力が低下し、風邪やアレルギー、肌荒れなどを引き起こしやすくなります。また、自覚症状のないまま症状が進行し、脈拍や呼吸が減少したり血圧が低下して、最悪の場合、死に至ることもあるため注意が必要です。

2:日常にもリスクあり! 低体温症の原因とは

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低体温症になる原因には、次のようなものがあげられます。

①寒い環境

寒い環境に長時間さらされると、低体温症に陥りやすくなります。屋外だけでなく屋内でも、暖房や衣服の防寒装備が不十分であった場合に低体温症になるケースが多いようです。特に年齢を重ねるにつれて寒さを自覚しにくくなるため、注意が必要になります。

②基礎代謝の低下

体内では、筋肉や内臓が熱を産生します。そのため、運動不足による筋肉量の減少や、加齢による内臓の機能低下が低体温症の原因になるのです。

③ストレス

ストレスを抱えていると、体が緊張状態になって交感神経が優位に。その結果、血管が収縮して血流が悪くなり、体温が下がりやすくなります。

④栄養不足

極度のダイエットなどで栄養不足になると、体温を高める働きが弱まったり、熱を生産する筋力が落ちてしまったりするため、低体温症になりやすくなります。

3:日々の習慣が大切! 低体温症の予防法

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低体温症を予防するためには、冷え性と同様に、体の内外を冷やさないように普段から心がけることが大切です。以下に予防のポイントをまとめました。

①防寒対策をする

屋内でも防寒対策をしっかりと行いましょう。室温は18℃以上になるよう調整します。加えて、マフラーやネックウォーマー、レッグウォーマー、ひざ掛けなどの防寒具を活用して体を冷やさないようにしましょう。特に太い血管が通っている首部分を温めることが大切です。

②入浴をする

お風呂はシャワーで済ませず、ゆっくりと湯船に浸かって体の深部まで温めましょう。40℃のお湯に10分程度浸かると、体温が1℃ほど上がるといわれています。

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