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冷え性との違いは?[低体温症]の原因と対処法5つ

ライフスタイル

③運動をする

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体をこまめに動かすと、筋肉の代謝が上がり体温が上昇します。ストレッチやヨガ、スクワットなど、暖かい屋内でできる運動がおすすめです。

④体を温める食材を食べる

以下のような体を温める食材を積極的に食べて、体を内側から温めましょう。

〈体を温める食材〉
ショウガ、ニンニク、ネギ、ニラ、かぼちゃ、ニンジン、ゴボウ、たまねぎ、りんご、ぶどう、ほうじ茶、紅茶、中国茶、玄米など

これらの食材を、スープや鍋料理などで温かくして食べると、より体が温まります。また、朝ご飯を抜くと体温が上がらず低体温につながるため、少しでも食べるように心がけましょう。栄養不足にならないよう、無理なダイエットを避けることも大切です。

⑤漢方薬を飲む

漢方薬を飲んで、体を内側から温めることもおすすめです。低体温の原因として、「体に余分な水分が溜まる」「血流の滞りや血管の収縮で、熱がすみずみまで運ばれない」「胃腸の働きの低下や栄養の偏りが原因で熱を生み出せない」などが考えられます。

改善するには「余分な水分を排出して冷えを解消する」「血液の巡りを良くして全身に熱を届けやすくする」「代謝を上げて、熱を作る機能を回復する」などの作用がある漢方薬を選びましょう。

漢方薬は体質からの根本改善を目指すため、低体温だけでなく、むくみや肩こり、倦怠感などの症状にも同時にアプローチできます。体温が1℃上がるだけで、免疫細胞が活性化され、免疫力が数倍上がるともいわれています。

4:低体温症になりづらい体を作れる漢方薬とは

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低体温症でお悩みの方におすすめの、体を温めてくれる漢方薬をご紹介します。

〈低体温症にお悩みの方におすすめの漢方薬〉

・人参湯(にんじんとう)

胃腸が弱くて、手足やお腹が冷えると下痢や腹痛を起こしやすい方におすすめです。胃腸を温めて働きを良くするとともに、体を温めてくれます。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

冷え性で疲れやすく、貧血症状やむくみ、肩こりが気になる方におすすめです。「血」(けつ)の不足を補い、血行を良くして体を温め、冷えを改善します。

漢方薬は、自分の体質や症状に合ったものを選ぶことが大切です。うまく合っていない場合は、十分な効果が得られないだけでなく、副作用が起こることもあります。漢方薬を取り入れる際には、必ず医師や薬剤師などの専門家に相談しましょう。

5:体を内外から温めて、厳しい寒さを乗り越える!

低体温症は、美容にも健康にも悪影響を及ぼす恐れがあるため、早めに対処したいものです。予防するためには、体を内外から温めて、冷やさないように心がけることが大切です。加えて、専門家に相談して漢方薬を取り入れると、より体を温める効果が期待できます。体をぽかぽかに温めて、厳しい寒さを乗り越えましょう。

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教えてくれたのは……あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 中田早苗さん

「あんしん漢方」(オンラインAI漢方)の薬剤師。お薬最適化薬剤師。認定運動支援薬剤師。就実大学薬学部卒業。病院薬剤師として約7年間勤務後、漢方薬局で2年間勤務。「生涯健康で楽しく」をスローガンに病気を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。また、「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーにお薬の選び方を広める活動も行っている。Medicalhealthチャンネルに出演中。

[参考URL]
「冷え性」よりも危険な「低体温」(DyDo)

https://www.dydo.co.jp/quality_health/health/35.html

低体温症になる原因とは?低体温であるリスクや予防方法も紹介(健達ネット)

https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/health-care/30602
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