神崎桃子(体験型恋愛コラムニスト)
女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「元彼の話」にまつわるアンケート。
彼女に「元彼の話」をされるのはアリ?
付き合っている彼女に「昔観たあの映画、すごく感動したんだよね~」「あの水族館すごくよかった~」なんて言われたら、彼はとっても気になっちゃう。
で、本当は聞きたくないのに……でも聞いちゃう、という複雑な男心(笑)。
男「え? それ、誰と行ったの?」
女「昔の彼氏だよ」
男「ふ~ん、どんな人だったの?」
聞かれたから正直に答えたのに、次第に彼の顔色が変わって……なんてパターンに陥ることも。
「別に今は好きでもなんでもない」という前提で話しても、彼からしてみれば、自分といるときにほかの男の話をされるのはハッキリ言って不愉快。
でも、そんなことを口に出してしまえば「器が小さい」「男らしくない」と彼女に思われそうだから飲み込んでしまう……という見栄もあるだろうね。
だけど今回は、飲み込んだその気持ち、正直に吐き出してもらいましょう!(笑) 男性諸君、本当はどう思っているの~?
Q.彼女に「元彼の話」をされるのはアリ?
はい:44.3%
いいえ:55.7%
※有効回答数230件
むむむ、ほぼハーフ&ハーフか……。なんとも判定が難しい結果。でも、意外と「元彼の話を聞いても平気」と思っている男性は多いのね。
逆に「ナシ」とキッパリ答えた男性は、絶対に聞きたくないんだろうね(笑)。それぞれの本音を深掘りしてみましょう。
「彼女に元彼の話をされるのはアリ」派の心理
過去は気にならない
・「過去のことをいちいち気にしていても仕方ない」(35歳/金融・証券/経営・コンサルタント系)
・「すでに終わっている関係の話なので、別に気にしないから」(32歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
話の流れで元彼のことを聞いてしまっても、「それは過去のこと」としっかり割り切ってくれる男性は、恋愛に前向きなタイプともいえるよね。
今は自分のパートナーなんだから以前のことは関係ない、2人のこれからのことだけを考えていきたい、という気持ちの表れじゃない?
ただ、気にならないのはあくまでも「昔の話」……。今も元彼とつながっているとしたら、それは「昔の話」にはならないだろうから十分に気をつけてね。
彼女と付き合う上で参考になる
・「彼女の地雷や傾向がわかるから、対策を立てやすい」(37歳/その他/事務系専門職)
・「限度によるが、比較してもらって自分を改善したり、相手の好みを知れたりするのはけっこう重要なことだと思う。世の中には素直に言ってくれなければわからないこともある」(33歳/小売店/事務系専門職)
いくら好きな彼女でも、その女心を察するのは至難の業(笑)。デート中に「なんで急に無口になっちゃったんだろ、怒ってるのかな?」「俺なんか悪いこと言っちゃった?」という事態になったら困っちゃう。
そ・こ・で、元彼を“反面教師”にして、地雷を踏まぬように今後の対策を立てようってわけか! う~ん、学習能力高いわ!
たしかに、どんなに彼女のことが好きでも、元彼と同じ過ちを繰り返さないとは限らない。せっかく恋人同士になれたんだもの。無駄な喧嘩はしたくないし、2人が今後うまくやっていくために「どんな恋愛をしてきたか」を聞き出してくれるなんて……女性にとっては最高の彼氏だね。
「彼女に元彼の話をされるのはナシ」派の心理
元彼と比較されているようで嫌
・「今は自分と付き合っているから、元彼と比較されているように感じると思う」(30歳/運輸・倉庫/その他)
・「昔こんな経験があった、とさらっと話すだけならいいと思うけど、元彼がどうのこうのと具体的に話すのは、比べられている感があって嫌」(37歳/情報・IT/技術職)
恋愛における以前のパートナーとの比較は、男女関係なくあまり気持ちのいいものではないよね。それが原因でイライラして「だったらその人とやり直せば?」なんて喧嘩に発展したら最悪~!!
元彼と比較されるという行為は、彼女をリードしている自負がある男性にとっては「自分自身を否定されている」という誤解にもつながるから、その点は注意したほうがいいね。