プレートがぶつかりあう場所に位置する日本は、どうしても地震がおきやすく、その発生頻度は世界4位。雨や雪などの自然災害も絶えず、世界有数の災害大国です。
しかし、繰り返す災害に防災への意識も高まり、家庭での備えも随分普及したように思います。かくいう私も、防災、特に「備え」という点に興味があり、数年前に防災士の資格を取得しました。
一般的に食べ物の備えは、最低3日分。できれば1週間分と言われていますが、手始めに揃えるのは、米やパスタなどの主食系が多いと思います。でも、被災した時、一番最初に届くのは主食。そして、被災した時、喉から手がでるほど欲しいのに、意外と盲点になっているのが、甘いもの。
これはストレスが大きく関係していて、緊張の続く災害時は些細なこともストレスになり、普段甘いものを食べない人も甘いものが欲しくなるそう。また、甘いものは手軽なカロリー補給としても優秀。
となれば、防災セットにはいくつかのスイーツを忍ばせておきたいところですが、今回ご紹介するスイーツは、防災食というには素敵すぎる防災食。日本災害食学会の第6回研究発表会でベストポスター賞を受賞し、「おいしい防災食」としても話題沸騰。4人のクリエイターが描くパッケージに胸キュン待ったなし。
横浜ハイカラさんの缶詰スイーツです!
4人のクリエイターが描くハイセンスなパッケージ
こちらは、2018年の販売以降、数々のメディアに取り上げられてきたあの缶スイーツに4名のクリエイターが描くイラストをパッケージングしたギフトボックス、「クリエイターズパッケージスイーツセット4個入りギフトボックスAタイプ」。
外箱は右端にお店のブランドロゴが入ったシンプルなデザイン。そこからでてくる4つの缶が本当にかわいらしく、これは尊い……!
缶スイーツの中身は、ガトーショコラとチーズケーキ。シックなパッケージはガトーショコラで、こちらは、デザイナーの早園マキさん(左)と、絵と文の作家のリタ・ジェイさん(右)のデザイン。
カラフルなパッケージはチーズケーキで、こちらは、アーティストのかおかおパンダさん(左)と、イラストレーターの村本ちひろさん(右)のデザイン。
ご覧のとおりパッケージが尊すぎるので、ひょっとしたら開けるのがもったいないかもしれませんが、実は缶を包んでいる筒包みも美しい!
この美しい筒包みは「日本伝統の折り紙の技法で、ケーキという西洋の文化を包み込む」をコンセプトに制作されているそうで、均一な折り目が本当にべっぴん!もちろん尊いペーパーはとっておくこともできますし、私はファイリングしてます。
賞味期限は製造より2年。今回届いたもの(2022年12月注文分)の賞味期限は2024年9月28日。たっぷり1年半以上ありますが、なんとこちら、保存料は不使用。もちろん保存は、直射日光を避けた常温でOK。
パティシエ監修のレシピで作られたガトーショコラとチーズケーキ
そしてここまで防災食として説明してきましたが、実はこの缶スイーツ、レシピはパティシエが監修しているそうで、缶詰とはいえ、クオリティはパティスリー。缶の中で生地を膨らませる日本で唯一の製造技術(特許第6338317号)により、ふっくらとなめらか、おいしい食感が楽しめます。
厳選したクリームチーズを惜しみなく使ったチーズケーキは、ほのかな酸味がとっても爽やか。舌触りは滑らかでくちどけもよく、冷やすとより一層おいしい!
対してヘーゼルナッツパウダー入りのガトーショコラは、洋酒がふわっと香る大人味。しっかりとした食感でチョコレートは濃厚。サイズ以上の食べ応えがあり、こちらは少し温めて食べるとなお本格的!
※缶を温める時は、鍋に2cmほどの湯を沸かして火を止め、開封前の缶を5分ほど浸ければOK。火にかけたままだと缶詰内に残っている空気が膨張して破裂する可能性があるので必ず火を止めて湯煎にかけてください。
非常時でなければ、こんな風にデコレーションを楽しんでも。ティータイムのお供にだってばっちりです。