これから次第に気温が上がっていき、まもなく薄着になる季節となりますね。
そうなると気になるのが、「お腹周りについた脂肪」ではないでしょうか。
そこで今回は、「お腹周りについた脂肪を効率よく落とすコツ」を3つお伝えします。
お腹周りについた脂肪を落とす前に「行うべきこと」とは?
お腹周りについた脂肪を落とす前に行っておきたいことがあります。それは、お腹周りに脂肪がついているかどうかを確かめることです。
なぜなら気になる「ぽっこり出たお腹」が、脂肪によるものではなく内臓下垂によるものである場合もあるからです。
お腹周りに脂肪がついているかどうかを知るには、以下の3つの測定を行います。
では、それぞれの適切な測定方法をお伝えしていきましょう。
1:ウエスト計測
「ウエスト」とはお腹周りの一番細い部分で、具体的には、おへその約2~3cm上の部分を指します。
その部分にメジャーを1周させて、メジャーが床と平行になるようにしてウエストを測定します。
理想的なウエストのサイズは、女性で〈身長(cm)× 0.38〉、男性で〈身長 × 0.43〉で求めることができます。
2:体脂肪測定
ウエストを計測したら、次に体脂肪を測定します。
体脂肪を測定する際、注意すべき点があります。それは、運動後や入浴後、食後の測定は避けるべきということです。
一般的に用いられる体脂肪測定方法は「インピーダンス法」と言われるもので、体水分量に大きく影響を受けるからです。そのため体脂肪測定のタイミングとして、体水分量に影響を受けにくい運動前がお勧めと言えます。
健康的とされる体脂肪率の目安は、女性で20~29%、男性で10~19%と言われています。
3:ウエスト/ヒップ比
「ウエスト/ヒップ比」とは、ウエスト周りの数値をお尻周りの数値で割った値です。
ウエスト周りの数値(cm)÷ お尻周りの数値(cm)=ウエスト/ヒップ比
ちなみにお尻周りの測り方は、お尻の膨らみが高い部位をメジャーで測定するようにします。
理想的な数値は0.7と言われています。欧米では、女性で0.9以上、男性で1.0以上あるとお腹周りに脂肪が蓄積されている可能性が高いと言えます。
「お腹周りについた脂肪」を効率よく落とす“3つのコツ”
3つの測定を行ってお腹周りに脂肪がついていることが確認されたら、お腹周りについた脂肪を落としていきましょう。
「でも、お腹周りについた脂肪って、なかなか落ちにくい…」そんな声をよく耳にします。確かにお腹周りの脂肪って落ちにくいですよね…。
でも、お腹周りについた脂肪を効率よく落とすコツがあります。そのコツをつかめば、効果的にお腹周りについた脂肪を落とすことが可能になります!
そのコツとは以下の3つです。
では、詳しくお伝えしていきましょう。
1:「姿勢」を改善すること
お腹周りについた脂肪を効率よく落とすためにまず行っておきたいことは、姿勢改善です。
ここでいう姿勢とは、具体的には「猫背の姿勢」のことです。猫背になると、脂肪燃焼効率が低下してしまうからです。
猫背の姿勢は、上背部が丸まって胸郭(心臓や肺を取り囲んでいるカゴ状の組織)が落ち込んで狭くなった状態です。すると換気量が低下してしまい、十分な酸素を取り込むことができなくなってしまいます。
脂肪を燃焼させるには、大量の酸素が必要となります。しかし、十分な酸素が取り込めなくなってしまうため、消費できる脂肪の量が少なくなってしまいます。
このようなことから、脂肪燃焼効率を上げるために猫背の姿勢を改善させる必要があると言えるのです。
猫背の改善方法については、【「ぽっこりお腹」だけでなく「二の腕のたるみ」にも!?「猫背の悩み」を手軽に解消できるストレッチとエクササイズ】で詳しくお伝えしているので、こちらをご参照ください。