少しずつ春が近づき、新生活に向けて家具を検討したい、部屋を整えていきたいという方も多いはず。今回は、築57年の団地リノベ物件でカフェのような居心地のよい部屋作りをしているnanaさんのインテリアをご紹介。少しのDIYと、古道具や無垢材の家具選びなどのアイデア、参考にしてみませんか。
リノベーション団地の3DKをカフェのように整えて
キッチンと6畳の洋室が3つの3DKに、旦那さまと生まれたばかりのお子さまの3人で暮らすnanaさん。物件は築年数57年の団地ですが、リノベーションされた内装は白い壁と淡い色の木目の床が明るく爽やかな印象です。そんな部屋にお気に入りの家具を置き、少しのDIYも施して、カフェのようにゆったりと過ごせる空間を作られています。
落ち着いたトーンに木の温もりをプラスしたキッチン
団地らしい懐かしい雰囲気もありながら、スタイリッシュにまとまったキッチン。ポイントは、家具や家電の色味をグレー・ブラック・シルバーの3色にしぼっていることです。シンク下収納の扉にもムラのあるグレーのリメイクシートを貼ることで、トーンを揃えています。
カフェのような雰囲気を意識して取り入れたというステンレスのキッチンワゴンは、nanaさんのお気に入りスペースの1つ。上に天板を載せ、木材のトレーや鍋敷きなどを置いています。シルバーやブラックを基調としつつも、このように木のアイテムを散りばめることで、温かみが加わっています。
無垢材のテーブルと骨董屋さんの食器棚が主役のダイニング
洋室の1つは仕切りを外し、キッチンとつながったダイニングスペースにしています。中央には、楽天で購入した無垢集成材のダイニングテーブルを配置。これからの経年変化を楽しみに、ときどきオイルワックスを塗るひと手間をかけ、愛用しているそうです。
その奥にある、骨董屋さんで出会った食器棚が最もお気に入りの家具なのだとか。上にも中にも器を並べ、見せる収納を楽しんでいます。器の味わいのある質感やシックな色のトーンに、ご夫婦2人の好みがよく表れていますね。こちらもカフェに置かれたキャビネットのようで、とても素敵です。
DIYのテレビボードとローソファでくつろげるリビング
別の洋室の1つにはソファとテレビを置き、リビングとして使っています。
写真のテレビボードはDIY。木の板と角材を組み立て、脚の部分は黒に塗装しているのだそう。それによりアイアンと木材のようなコントラストのある家具となっています。
ローソファにはリネンのクロスをかけ、フリンジ付きのブランケットやさまざまなクッションを置いて、くつろげるスペースに。ここもカフェの特等席のようで、本を読んだり映画を観たりしてのんびり過ごしたくなります。
大きな鏡で広く見える。少ない家具ですっきりした寝室
もう1つの洋室は寝室です。木目のフレームがおしゃれなすのこベッドをメインに、少しの家具だけを置いたゆったりした空間で、小さなラグやランプなどのインテリアがポイントになっています。
このスペースも家具のカラーが揃っていて、統一感が生まれています。unico(ウニコ)の人気シリーズADDAY(アディ)のオークの無垢集成材の全身鏡が、nanaさんの寝室でのお気に入りアイテム。取り入れると空間も広く見えるようになったそうです。
はがせる壁紙でシックに仕上げた洗面所
ほかのスペースと比べ、よりシックな印象の洗面所。実は、元のミラーセットを取り外してはがせる壁紙を貼り、木材のフレームのミラーと収納を取り付けたDIYなのだとか。コンクリートの打ちっぱなしのような壁面に、木材のアイテムが映える空間となっています。
カフェやショップを参考に、好きなイメージのインテリアに
nanaさんは旦那さまとカフェやアパレルショップに行ったとき、自宅についても「こういう感じにしたいね」と会話を楽しみ、インテリアを選んでいるそうです。普段からアンテナを張り、好きなイメージを明確にしているのですね。
もうすぐ新生活も始まるシーズン。みなさんもご自身の好きなイメージを大切に家具選びやDIYに挑戦し、理想の部屋を作ってみてはいかがでしょうか。